ピースデリが促す、イトーヨーカ堂「総菜改革戦略」を徹底解説
イトーヨーカ堂は2024年5月、総菜の新たなブランド「YORK DELI(ヨーク・デリ)」を立ち上げた。同ブランドを軸とし、同社は25年度に総菜の売上高構成比を15%へ引き上げることをめざす。イトーヨーカ堂の総菜改革はどのように実現されていくのか。そして、そこでピースデリが担う役割とは。
圧倒的な差別化で「総菜で選ばれる店」に
「品揃え・品質・オリジナリティによって圧倒的な差別化を図る」──。イトーヨーカ堂の山本哲也社長は今年5月、ヨーク・デリ立ち上げを発表する記者会見で、こう力を込めた。
ヨーク・デリという新たな総菜ブランドを立ち上げたねらいは、「イトーヨーカドー」で販売する総菜の認知度と品質向上を図り、商品価値をより強く訴求することにある。「総菜の市場が拡大するなかで、イトーヨーカ堂としても『総菜で支持される店』をめざさなければならない」(広報担当者)という、ある種の危機感も背景にあった。

同社はブランドを確立するための施策として、まずは
総菜SPA超進化 の新着記事
-
2024/08/31
総菜SPAが一気に進んだ理由と、対コンビニの新たな潮流とは -
2024/08/31
サイゼリヤ元社長が教える「食のSPA」実現のためのロードマップとは -
2024/08/30
職人品質のコモディティ化で進めるトライアルの総菜SPA戦略 -
2024/08/30
PCとインストア駆使し魅力を最大化するヤオコーの総菜SPA戦略 -
2024/08/29
進化するヨークベニマルの総菜SPA戦略 副菜で差別化とは -
2024/08/29
企画・調達・開発・設計・生産を自前で管理する西友の総菜SPA戦略
この特集の一覧はこちら [12記事]
