おかずやサラダの量り売りコーナーを導入! 「イオンスタイル竹の塚」の総菜売場を徹底解説
イオンリテール(千葉県/古澤康之社長)は6月26日、東京都足立区に「イオンスタイル竹の塚」(以下、竹の塚店)をオープンした。同店周辺はシニアから若いファミリー層まで幅広い世代が居住する。そうした商圏特性を踏まえ、同店では簡便ニーズに応える総菜や冷凍食品の売場を標準店よりも大きく展開している。本稿では総菜にフォーカスし、同店の商品政策(MD)をレポートする。
ヤマダデンキが出店する建物内1階にオープン
竹の塚店は、東武スカイツリーライン「竹ノ塚」駅から徒歩約7分の場所にある。旧「イトーヨーカドー竹ノ塚店」(23年閉店)の跡地にヤマダデンキ(群馬県/佐野財丈社長)が出店した「Tecc LIFE SELECT 足立竹の塚店」の1階にオープンした。
店舗周辺は商店街のほか団地や戸建てが建ち並び、シニア層や子育て世代が多く居住する。竹ノ塚駅周辺は開発が進んでおり、直近では駅の高架化工事が完了。これにより、駅周辺の人流がより活発になっている。
競合店は、徒歩10分圏内に「東武ストア竹ノ塚店」「西友竹の塚店」「コモディティイイダ西保木間店」などがある。
竹の塚店の売場面積は約900坪で、店内は総菜や冷凍食品売場を標準店よりも大きく展開する。とくに冷凍食品売場は地域最大規模の約1000アイテムをラインアップ。総菜は弁当やおにぎり、おかずのほか、焼き立てパンやスイーツまで多彩なジャンルを揃え、地域住民のあらゆる食のニーズに対応する。