[ニューデリー 25日 ロイター] – 米スターバックスは、インドの事業拡大を加速させるため、小型店やドライブスルー方式店舗の開設を検討している。インドの提携先企業幹部が25日に述べた。
スターバックスはタタ財閥のタタ・コンシューマー・プロダクツと組んで2012年に紅茶が主流のインドに初めて進出した。現在、19都市で233店舗を展開している。
タタ・コンシューマー・プロダクツの最高経営責任者(CEO)、Sunil D’Souza氏はロイターとのインタビューで「われわれが考えなければならないのは、どれだけ早く規模を拡大できるかということだ」と述べ、「競合他社が後手に回っているからこそ、われわれにはチャンスがある」と強調した。
インドのスターバックスの店舗の多くは大型で、高級感を出すウッドパネルを使った内装になっている。
同CEOは、今後は短期間で出店が可能な小型店の開設も検討していくと述べた。また、昨年インド北部にオープンしたドライブスルーのような店舗も検討しているという。
タタ・スターバックスの7─9月の売上高は前年比128%増加し、店舗も新たに14店開設した。
同CEOは14店では満足していないとし、今年は約40─50店の開設を目指していると述べた。