デジタルで進化するポップアップストア

取材・文:上林 大輝(ダイヤモンド・チェーンストア 編集者)
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空きスペースを利用して特定の期間のみ実店舗を構える出店形態「ポップアップストア」。COUNTERWORKS(東京都/三瓶直樹CEO:以下カウンターワークス)は、オンライン上でポップアップストアの出店予約ができるプラットフォーム「SHOPCOUNTER」を運営している。商いの新たなインフラ構築をめざす同社の三瓶直樹CEOに、サービスの仕組みや利用の現状について話を聞いた。

広がりを見せるポップアップストア

カウンターワークスCEOの三瓶直樹氏(右)とCEO室の中原祐一郎氏
カウンターワークスCEOの三瓶直樹氏(右)とCEO室の中原祐一郎氏

 ポップアップストアとは、期間限定で開設されるショップのことだ。ブランド認知の拡大や新商品のプロモーションなどの目的で出店されることが多く、出店場所は商業施設の空きスペースや百貨店の催事場などが主となっている。出店のメリットは「新規顧客の獲得」「売上の向上」とさまざまである。

 ポップアップストアを出店するのはアパレルや食品、インテリアと幅広く、ECでの販売を主体としているメーカーやD2C(Directto Consumer:消費者直接取引)を含む小売業が多い。

 実店舗での販売は顧客と接することができ、効果測定もしやすいため、EC専業にとっては重要な機会になる。そもそも

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