【ペットフード協会】インターペット大盛況で閉幕
越村義雄会長インタビュー

2014/08/15 00:00
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 一般社団法人ペットフード協会とメサゴ・メッセフランクフルト株式会社が主催したペット産業国際見本市「interpets(インターペット)~人とペットの豊かな暮らしフェア~」は2014年7月24日~27日の4日間を会期として開催された。東京ビッグサイトに会場を移して初の開催となった第4回目の「インターペット」には、16ヵ国・地域から250社が出展。4日間で2万7347名が来場し、1万141頭のペットも来場するなど大盛況のうちに閉幕した。ペットフード協会会長・越村義雄氏が「インターペット」の意義と今後のペット産業活性化への展望を語った。

 

 「インターペットは今回で第4回を迎えた。会場を東京ビッグサイトに移したことで、アクセスが改善され、会期中は天候にも恵まれたこともあり、多くの関係者、ペットを連れた来場者に集まっていただくことができた。

 

 近年、参加企業の幅が広がっており、今回も直接ペットとはかかわらない自動車産業や情報産業、住宅関係などに出展していただき、『ペットと暮らすライフスタイル』がさまざまな産業にすそ野を広げていると感じている。

 

 もちろんホームセンター(HC)をはじめ、流通関係の来場者も多く、インターペットで提案されたさまざまなアイデアを店頭での拡販など、ビジネスに活用していただければ幸いだ。

 

 また、来期は会期を4月に移し、『ALL JAPAN PET EXPO in TOKYO』と題して、一般社団法人ジャパンケネルクラブの『FCIジャパンインターナショナルドッグショー2015』、一般社団法人日本ペット用品工業会の『2015 ジャパンペットフェア』との共同開催を行うことが決定している。国内ペット業界の有力3団体が総力を結集することになり、より業界の活性化につながることを期待している。

 

 今後のペット産業活性化に向けては、ペットフード協会としても、人とペットが暮らすことで『クオリティ・オブ・ライフ』の向上につながるというデータを収集し、さまざまなかたちで紹介している。たとえば今期はペットとの共生による効用をまとめた『笑顔あふれる、ペットとの幸せな暮らし』というパンフレットを当協会が監修し、関連団体の集まりである『ペットとの共生推進協議会』から発行している。

 

 ペットと暮らすことで健康寿命が伸びる、医療費の削減につながる、また子どもの情操教育に役立つなど、さまざまな効用がある。パンフレットをペット売場だけで配布するのではなく、ペットを飼育していないお客さまの目につくところでも配布し、ペットと暮らすことの効用をもっと多くの方に知っていただきたいと思っている。

 

 また、当協会が実施してきたペットフード販売士認定制度もさらに定着し、受験者が増えている。ペットフード安全管理者、ペットフード/ペットマナー検定などの資格と合わせて、店頭スタッフのレベルアップに役立てていただけるようになってきた。今後も協会としては、『ペットフードの日』の啓発を含め、さまざまな方法で人とペットの豊かな暮らしに寄与していきたいと考えている」。

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