【エンチョー】15年3月期決算増収2ケタ減益 ハード比率65%めざす

2014/06/17 12:40
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 エンチョー(静岡県/遠藤健夫社長)の2014年3月期決算は、売上高464億3200万円で対前期比2%増となったが、営業利益は7億6600万円で同22%減となった。

 

 部門別ではリフォーム、エクステリア、電動工具などが伸長したことでDIY用品が対前期比4%増となり、前年割れとなった家庭用品(同0.6%減)とカー・レジャー用品(同1.5%元)の減少分を吸収した。その結果、売上総利益は同1.2%増となったものの、減価償却費が同9.4%増となるなど販売管理費が同3.1%増となったことから減益となった。

 

 14年3月期のHCの出店は、4月にジャンボエンチョー島田店をオープンしており純増1店舗で、期末店舗数は27店舗。このほか10月にハードストック浜松早出、12月ズースクエア静岡店など専門店を4店舗新設し、1店舗閉鎖。専門店を合わせた期末店舗数は53店舗となった。

 

 エンチョーはハードに特化した専門店化という経営戦略を打ち出しており、17年3月期までにハード売上構成比65%まで高めることを計画している。同期の売上高は456億円が目標。それに向け、HCの専門店化と業態転換を進めていく考えだ。15年3月期は、新しいHC業態への転換策として、5店舗でハードを強化した改装を行い、2店舗でHCからハードストックへの業態転換を行う計画だ。

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