【ニトリホールディングス】代表権持つ副社長に白井俊之 氏

2014/04/15 00:10
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 家具・ホームファッション大手のニトリホールディングス(北海道/似鳥昭雄社長)の2014年2月期決算は売上高3876億500万円(対前期比11.1%増)、営業利益630億7300万円(同2.5%増)で27期連続の増収増益となった。

 

 既存店売上高が同4.4%増と好調だったことと31店舗の純増により店舗売上が328億円増となったことに加え、通販事業で38億円増、法人事業で18億円増となったことなどから大幅な売上拡大を達成。利益面では、粗利益率は3.2pt減(内訳は円安の影響が4.1pt減、商品入れ替え等の原価対策が0.9pt増)となったが、販管費率を1.8pt減としたことと好調な売上により増益となった。同社は15年2月期売上高4130億円(同6.6%増)、営業利益650億円(同3.1%増)を計画している。

 

 同社は新たなビジョンとして、22年に1000店舗、売上高1兆円、経常利益1500億円体制をめざすことを発表。達成時点での海外店舗数は3分の1を想定。さらに10年後の32年は3000店舗、売上高3兆円、経常利益4500億円を描く。

 

 その達成に向けた基盤づくりとして、5月付けでニトリホールディングスの代表者を2名体制にする。同社専務執行役員の白井俊之氏が代表取締役副社長に昇任するとともに、ニトリ代表取締役社長も兼任する。似鳥社長は「今後海外店舗数が増え、新たな進出国も出てくる。国内事業は白井新副社長に任せ、私はグローバル出店に力を注ぎたい」と説明。さらなる成長のために軸足を世界に向けた格好だ。

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