原因を解明して対策を打たない限り

2010/04/27 00:00
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 先週の金・土曜日と、鳥取県米子市に出張した。

 飛行機は往路復路ともに出発時間が遅れ、それだけで嫌な気分。理由と言えば、2度とも、「到着機の遅れで出発が遅れます」とのこと。「誠に申し訳ありません」と詫びの言葉を付け加えている。

 だが、「到着機の遅れ」は出発時間遅延の原因ではない。

 もし、出発時間の遅れを心底詫びたいのであれば、「到着機がなぜ遅れた」かを説明し、2度と起きないような対策をアナウンスすべきなのではないか?

「機材積み込みの遅れ」「天候要因」「滑走路の順番待ち」「客室整備の遅れ」「チェックインした客の遅刻」など理由は様々だろう。

 航空会社と顧客のどちらにフォルトがあるのか、または不可抗力なのかを明らかにして、対策を打たない限り、遅れが発生する頻度は決して減らないはずだ。

 詫びの言葉でお茶を濁されてもなあ――。

 大会社の官僚主義と甘えの臭いがぷんぷんして本当に不愉快な思いをさせられる。

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