求人倍率、1.24倍=3カ月ぶり低下、失業率は横ばい―5月

時事通信社

東京都内の横断歩道を渡る通勤客ら
〔写真説明〕東京都内の横断歩道を渡る通勤客ら=3月7日(EPA時事)

 厚生労働省が27日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.02ポイント低下の1.24倍だった。低下は3カ月ぶり。食料品を中心とした物価高騰を受け、生活費のため新たに求職する人が増えている。

 有効求人倍率はハローワークで仕事を求める人1人に対し、何人分の求人があるかを示す。有効求職者数は1.5%増、有効求人数は0.3%増だった。

 総務省が同日発表した5月の労働力調査によると、完全失業率(同)は前月比横ばいの2.5%。完全失業者数が4万人減少の172万人、就業者数は33万人増加の6837万人だった。 

 一方、原数値で見た就業者数は6838万人と、比較可能な1953年1月以降で最多。女性の伸びが目立った。正規職員・従業員数は3723万人と2013年1月以降で最多だった。

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