まいばすけっと 脱炭素化へ向け、川崎市内の24店舗でオフサイトPPAを利用した実質再エネ電力を導入
まいばすけっと(神奈川県)は5月8日、出光興産(東京都)と共同で、神奈川県川崎市高津区を中心とした24店舗にオフサイトPPA※スキームを利用した実質再生可能エネルギー電力の導入を開始した。
この取り組みは、川崎市の脱炭素社会の実現に向けた取り組み「脱炭素アクションみぞのくち」の推進協議会の会員であるまいばすけっとが、出光興産と連携し、高津区溝口周辺地域での脱炭素社会実現に向け実施するもので、4月26日より順次供給を開始する。
出光興産は、まいばすけっと専用の小型太陽光発電所を設け、発電所から生み出される電気および環境価値※をまいばすけっとへ供給。まいばすけっとは、このオフサイトPPAスキームを活用した実質再生可能エネルギー電力を導入することで、今後店舗の脱炭素化を更に加速させていく。
小型太陽光発電所1カ所あたりの想定発電量は約100,000kwh/年で、一店舗あたりのCO₂排出量削減効果は約39,000kg/年を見込む(実際の削減効果は店舗毎により異なる)。今後、オフサイトPPAスキームで賄いきれない電力は、他の再エネを利用することで、店舗でのCO₂排出量ゼロを目指すという。
※オフサイトPPA…Power Purchase Agreement(電力販売契約)の一種で、需要場所の敷地外に設置した太陽光発電設備から、系統線を通じて電力や環境価値を調達/供給するもの
※環境価値…再生可能エネルギーによる電気は、電気や熱そのものの価値の他に、二酸化炭素を排出しないという価値を持ち、その価値の部分をいう