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情報システム子会社にTOB=最大3876億円で非公開化―伊藤忠

伊藤忠商事のロゴ
〔写真説明〕伊藤忠商事のロゴ(時事通信社)

 伊藤忠商事は2日、情報システム子会社の伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)に対して最大3876億円を投じてTOB(株式公開買い付け)を実施し、同社を非公開化すると発表した。コロナ禍を経て変化する企業のデジタル化ニーズに迅速に対応するため。 

 伊藤忠はCTCの株式の約61%を保有する筆頭株主。3日から9月14日まで、1株4325円で残る全株式を買い付ける方針。

 CTCも賛同を表明。同社はシステム機器の販売などに強みを持つが、近年はクラウド技術の普及により機器を所有しない形でのデジタル化が進展。コンサルティング会社の参入など、業界を取り巻く競争環境も変化しており、伊藤忠の営業ノウハウや海外ネットワークを活用することで事業の変革と成長を加速させる。