【矢野経】
ペット関連市場は室内飼育用必需品を中心に今緩やかな拡大基調と報告

2013/01/09 00:00
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 矢野経済研究所が、「ペットビジネスに関する調査結果2012」を発表した。

 

 同調査によると、2011年度のペット関連総市場規模は、前年度比0.4%増の1兆4033億円(小売ベース)とほぼ横ばいで推移した。

 

 ペットフード市場は、0.6%増の4383億円。なかでもキャットフードはメーカーが積極的に商品投入を行った結果、ペットフード全体のプラス成長に貢献した。ペットフードは、今後も販売価格の下落が継続するものの、高単価のプレミアムフード需要に支えられながら、緩やかな拡大基調を予測している。

 

 ペット用品市場規模は、0.6%増の2484億円となった。2011年度は震災の影響により、買い控えが発生したが、都市部を中心に室内飼育が進行していることもあり、トイレ用シーツや猫砂などの室内飼育に必要な用品分野は、成長率は鈍化しているものの、拡大傾向にある。

 

 ウェットティッシュやデンタルケア用品など新たな用品分野も好調に推移していること。生体の販売が停滞しているものの、ペットの室内飼育の傾向は変わらないことから、今後も室内飼育用の必需品を中心に緩やかな拡大基調を続けると予測している。

 

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