日本の小売業1000社ランキング2023
上位の順位が大変動
2023年の日本の小売業売上高ランキング1000社に入った企業の総売上高は、対前年比1.8%増の78兆6459億円と2年ぶりに増加に転じた。コロナ収束に伴い、経済が正常化に向かった一方で、未曾有のインフレという新たな課題に直面することとなった22年度決算。各業態、各社の経営成績がどう変化したのかを読み解いていく。
ランキングについて
- 本誌調べ
- 業態は以下の略号で表記した。
SM:食品スーパー、GMS:総合スーパー、CVS:コンビニエンスストア、DgS:ドラッグストア、CO:生活協同組合、HC:ホームセンター、DP:百貨店、AP:衣料品専門店、CE:家電量販店、DS:ディスカウントストア、SP:各種専門店 - 数値は原則として単体ベース。株式を上場している企業で、グループの企業が同一業態の場合は連結ベースを採用
- 企業名は決算期時点のものを記載
- 「決算期」は西暦の決算年、決算月で略式表示
- 「本部」は登記上の本店所在地と異なる場合もある
- 「系列・グループなど」は主な資本系列や提携先、共同仕入れ・協業・その他グループ
- 都道府県別の企業売上高ランキングは、その都道府県に本部を置く企業単位の売上高
- 売上高は営業収益を掲載している場合もある
- 売上高の前期比較増減について、「収益認識に関する会計基準」が2021年4月から始まる会計年度より適用されているため、決算資料やアンケート等で会計基準が統一されていることが確認できる企業は掲載。
その他の企業は前期との会計基準が統一されているとみなして単純計算で増減率を算出している。ただし、新基準適用の影響を大きく受けるGMS、DPについては、決算資料などで前期比較を公開している一部企業を除いて、増減率を掲載していない