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ネットスーパーの市場拡大続く、新規参入相次ぎ競争激化=2024年の小売業を振り返る

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 コロナ禍で急拡大した食品EC 市場は収束後も伸長している。富士経済によると、ネットスーパーの23 年の市場規模は対前年比9.7% 増の3040 億円。24年以降も拡大が見込まれる。

 小売各社のネットスーパーも好調だ。イオンが23年7月に開始した「GreenBeans」は、サービス開始から1 年で会員数が21 万人を超えた。食品スーパー最大手のライフコーポレーションも、ネットスーパー売上高が対前期比40%増の200億円と高い伸びを示している。

ライフネットスーパーの配達の様子
ライフコーポレーションも、ネットスーパー売上高が対前期比40%増の200億円と高い伸びを示している

 新規参入も相次いでいる。直近では、23年11月にトライアルカンパニー(福岡県)、マミーマート(埼玉県)がサービスを開始。アマゾンジャパン(東京都)は直営ネットスーパーの「Amazon フレッシュ」のほか、小売業との協業によりAmazonプライム会員向けのネットスーパーサービスを展開しており、23 年12月にアークス(北海道)、24年9月にはマルキョウ(福岡県)と協業を始めた。

 運営形態を見直す動きもあった。楽天グループ(東京都)は西友(東京都)と共同運営していた「楽天西友ネットスーパー」の運営会社を完全子会社化し、「楽天マート」の名称で自社運営に変更。西友は楽天グループの「楽天全国スーパー」に出店し、単独で運営している。

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記事執筆者

株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室では、日々の流通・小売業関連のニュースを配信するほか、メールニュースなどを通じてDCSオンラインユーザー様とのコミュニケーションを行っております。

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