中華調味料部門 No.1 味の素 「Cook Do(R)」<熟成豆板醤>90gチューブ=特集:2019年秋・冬 新商品ヒットランキング
使い勝手のよいチューブタイプでエントリーユーザーを獲得
チューブ由来の利便性に加え、「Cook Do(R)」ブランドである点から早期認知と信頼を形成し、ヒット商品となった「Cook Do(R)」<熟成豆板醤>90gチューブ。引き続き、雑誌広告やLINE、店頭での「秒速メシ(R)」施策で中華醤調味料売場を盛り上げていく。
中華醤調味料カテゴリーで支持される「Cook Do(R)」ブランド
手づくり需要の高まりを背景に、中期的に拡大を続けている中華醤調味料市場。家庭での麻婆豆腐をはじめとする定番中華の頻度拡大と、ナムルなど副菜への用途が広がっている。なかでも豆板醤は、野菜の炒め物からスープ、麺類、ご飯類など幅広い用途で使えることから家庭に定着している。また最近は、瓶タイプだけではなく、分量の調整がしやすく、スプーンなどが不要の使い勝手のよいチューブタイプの需要が拡大している。
そこで味の素では、チューブタイプの「Cook Do(R)」<熟成豆板醤>を発売し、ラインアップ強化を図った。同社独自の発酵工程(熟成)を用いて製造しているため、辛みだけでなく、コク・うま味が強いのが特長。実際に麻婆豆腐での味覚評価テストでも「唐辛子の辛みとうま味がきいていて、より本格的な味わい」「辛さだけではなく、コクやうま味を感じられた」という生活者からの声が寄せられている。
また、同社が中華醤ユーザーへの購入重視点を聞いたところ、「風味のよさ」「品質のよさ」「信頼できる」「親しみがある」の項目において、「Cook Do(R)」ブランドは競合他社と比較して高いスコアを獲得している。このことからもユーザーから支持されているブランドといえそうだ。
瓶タイプの「Cook Do(R)」中華醤調味料はカテゴリーエントリーユーザーが多いということもあり、より利便性が高く使い勝手のよいチューブタイプを発売することで、さらなるエントリーユーザーの獲得を図っている。
中華フェアの露出強化で2月は発売後最大の出荷数量
チューブタイプの発売に合わせて、料理雑誌への掲載や、LINEと連動した施策を実施した。これにより「ターゲットとしていた料理関与度の高い若年主婦層に対して効果的なアプローチができた」ということだ。とくに今年2月に実施したLINE施策に加え、中華フェアでの露出強化により、2月の販売数は発売後最大の出荷数量となった。「Cook Do(R)」というブランド認知の高さに加え、チューブ由来の利便性が加わったことで、トライアルが促進されている。
ユーザーとの最大の接点である店頭では、「熟成豆板醤チューブ」でつくる「秒速メシ(R)」のオリジナル動画を配信。「秒速うま辛手羽中スティック」や「秒速うま辛豆板醤ダレ うま辛トマト」など、「熟成豆板醤チューブ」と家庭にある調味料だけで、簡単につくれて圧倒的においしいメニュー訴求を店頭で展開することで、ユーザーの購買を喚起した。
また、一部の流通では、一押しの生鮮食材とタイアップした「秒速メシ(R)」動画を制作することで、生鮮関連販売を積極的に展開している。
秋冬に向けては、引き続き、料理雑誌への掲載やLINEと連動した施策、店頭での「秒速メシ(R)」提案や、YouTube TrueViewでの「秒速メシ(R)」の動画広告を展開していく予定だ。
内食化が進行している今だからこそ、手づくり需要拡大が期待できる「Cook Do(R)」中華醤調味料の定番導入はもちろん、中華フェアなどのエンド展開で、売場を盛り上げていきたいところだ。
![](https://diamond-rm.net/wp-content/themes/drm_online/img/prev.png)
![2019秋冬ヒットランキング](https://diamond-rm.imgix.net/wp-content/uploads/2020/06/7257713eaad0e2c2dbcb339cfe7120e6-e1592356557205.jpg?auto=format%2Ccompress&fit=crop&h=60&ixlib=php-3.3.0&w=60&s=60fe61a646013a9baf3f8572b41ec2d5)
![](https://diamond-rm.net/wp-content/themes/drm_online/img/next.png)
![スゴイダイズアイキャッチ](https://diamond-rm.imgix.net/wp-content/uploads/2020/06/0e770003228ce80bf113438fa2c8cd83.png?auto=format%2Ccompress&fit=crop&h=60&ixlib=php-3.3.0&w=60&s=36735b3693fcd963b5814c660b2616a1)
売場活性化のためのMD EDITION の新着記事
-
2024/07/09
アイスクリーム市場、価格改定と記録的な猛暑で23年は過去最高を更新 -
2024/07/08
豆腐市場、栄養面の訴求やメニュー提案で若年層のトライアルを促す -
2024/07/08
植物性ミルク市場、さまざまな植物素材の商品が登場 話題化で市場拡大に期待 -
2024/06/24
食用油市場、価格改定と内食機会の高止まりで23年度も市場規模は過去最高を更新 -
2024/06/11
おうちでスポーツ観戦、勝負は前半戦!売り込むべきカテゴリーとは? -
2024/06/11
牛肉MD、1人当たり購入金額や購入数量は減少傾向 週末、年末などの需要期の動きは活発
この特集の一覧はこちら [133記事]
![売場活性化のためのMD EDITION](https://diamond-rm.imgix.net/wp-content/uploads/2020/07/MD_edition680-1.jpg?auto=format%2Ccompress&ixlib=php-3.3.0&s=3b8a04bb04fdbde9717c570230297055)
関連記事ランキング
- 2024-07-08植物性ミルク市場、さまざまな植物素材の商品が登場 話題化で市場拡大に期待
- 2024-07-08豆腐市場、栄養面の訴求やメニュー提案で若年層のトライアルを促す
- 2023-04-26「簡便・時短」から「タイパ」へ 急拡大する「タイムパフォーマンス」志向
- 2024-05-22冷凍食品市場、外出機会の増加に伴い停滞 弁当や総菜、菓子などカテゴリーに広がり
- 2024-04-16購買データをファクトに次の一手へ!キッコーマンソイフーズ「リテールメディア」新・活用事例
- 2022-10-07鍋つゆ市場、節約意識の高まりや調理機会の増加などで22年シーズンも需要拡大予想
- 2024-06-10ギフト市場、23年度はカテゴリーによって明暗、食用油ギフトが健闘
- 2023-08-10カレー市場、ロングセラーブランドが市場を支え堅調に推移
- 2023-10-24シリアル市場、オートミールの苦戦で市場は前年割れ グラノーラ、コーンフレークは堅調
- 2023-10-232023 秋・冬 たんぱく補給食品市場トレンド、高たんぱく訴求の商品が増加