8月の百貨店売上高、全社増収=夏物商品が好調

百貨店大手3社が1日公表した8月の既存店売上高(速報)は、全社が前年同月を上回った。全社プラスは6カ月ぶり。大丸松坂屋百貨店が前年同月比8.6%、高島屋は6.6%、三越伊勢丹ホールディングス(HD)は0.7%、それぞれ増加した。気温の上昇に伴い、夏物衣類やサングラス、日傘の需要が高かった。夏休みシーズンで、物産展など催し物による集客も売り上げの増加に貢献した。
一方、訪日客の購買状況を示す免税売上高は高島屋が9.8%減、三越伊勢丹HDが3.3%減だった。客数は前年を上回ったものの、高級ブランドの消費が振るわず客単価が伸び悩んだ。





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