3月のビール類販売、2カ月連続プラス=宴会需要が回復傾向
ビール大手4社は12日、3月のビール類(ビール、発泡酒、第三のビール)の販売実績を発表し、キリンビールなどの推計によると市場全体は前年同月比4%増となった。2カ月連続のプラス。まん延防止等重点措置があった昨年からの反動や送別会など宴会需要の増加で、業務用が4割増加したことが寄与した。
酒類別では、ビールが10%増、発泡酒は21%増、第三のビールは9%減だった。キリンが一部受託製造しているイオンのプライベートブランド(PB)から発泡酒が新たに発売された一方、従来品の第三のビールが販売終了となったことが影響した。
メーカー別のビール類では、数量ベースで公表するサントリーが23%増、サッポロビールが5%増だった。第三のビールが減った影響でキリンは1%のマイナス。金額ベースで公表するアサヒビールは5%増だった。