スピリッツ低アルコール・チューハイ部門No.1 無糖チューハイヒットの立役者「氷結®無糖」
「キリン 氷結®無糖 レモン」シリーズは余計な甘さのないすっきりした飲み心地で新たなユーザーを獲得し、過去20年間に発売したキリンビールのRTD史上、最速で出荷本数7億本*を突破する大ヒット商品に成長。同社では「グレープフルーツ」や「シークヮーサー(23年7月発売)」などフレーバーラインアップの拡充を通じ、無糖チューハイのカテゴリー確立とさらなる飛躍をめざす。*250ml換算
スッキリした味わいと、食事との相性のよさで人気に
酒税改正以降ビール系飲料からの流入に加え、コロナ禍での外飲みから家飲みの流れも取り込んだことで成長を続けるチューハイ(RTD)の市場。近年はレモンサワー人気も後押しし、さらに数字を伸ばしている。
2020年10月、キリンビールは「キリン氷結®無糖 レモン」(7%・4%、後に9%を追加、各350ml缶・500ml缶)を発売。同品は過去20年間に発売したキリンビールのRTD史上、最速で出荷本数7億本*を突破する大ヒット商品となった。
開発の背景には「チューハイはジュース感覚」「甘さが特長で食事には合わない」といった既存RTDのイメージに対する思い込みにこそ機会がある、という考えがあった。
それまでもプリン体ゼロや糖質ゼロを謳った商品はあったが、どちらかというと属性価値を訴求するものが多かった。そこで、「キリン 氷結®無糖レモン」は、糖類・甘味料不使用である点を「無糖だから、余計な甘さがなくてクリアな味わい」「食事に合うシンプルですっきりしたおいしさ」という情緒的価値も併せて訴求。独自のおいしさに加え、この訴求が「余計な甘さはいらないが果実感はほしい」というビール類ユーザーや属性価値とともにおいしさを求めるユーザーに響き、多くのトライアルとユーザーの定着につながった。
またアルコール度数を9%、7%と4%と複数ラインアップしたこともユーザーの拡大に貢献した。実際に、1杯目需要では9%と7%、2杯目需要では4%の傾向が見られ、度数による使い分けもされておりユーザーの多様なニーズに応えている。
このシリーズ好調を受けて、キリンビールではレモンに続く新フレーバーとして、「キリン 氷結®無糖 グレープフルーツ」を22年10月に発売した。
第3次チューハイトレンド 無糖カテゴリーの確立へ
「キリン 氷結®無糖 グレープフルーツ」は余計な甘さのないクリアな飲み心地と、酸味・さわやかな苦みのバランスがとれた、グレープフルーツならではの満足感のある味わいが特長だ。アルコール度数は7%と4%(各350ml缶・500ml缶)をラインアップ。パッケージは「氷結®無糖」定番のシルバー&ホワイトに、グレープフルーツを引き立てるグリーンをアクセントとし、シズル感を施した直感的においしさを感じられるデザインとなっている。
グレープフルーツはレモンに続く人気フレーバーということもあって、「キリン氷結®無糖 グレープフルーツAlc.7%」は発売後すぐにRTDカテゴリーの売上上位へ駆け上がり、現在では「キリン氷結®無糖 レモン」シリーズと並ぶ無糖チューハイの代表商品としてのポジションを確立している。担当のキリンビールマーケティング部島嵜氏は「想定以上の売れ行き、定番定着の早さには驚きを隠せなかった」と言う。
今夏は7月に新フレーバーとして、「キリン 氷結®無糖 シークヮーサーAlc.7%」(350m l缶・500m l缶)を発売する。コミュニケーションには引き続き俳優の高橋一生さんを起用。テレビCMのほか、SNSでの情報発信やサンプリング企画も予定している。
キリンビールでは無糖チューハイをストロングチューハイ、レモンサワーに続く第3次チューハイトレンドと捉えており、無糖チューハイヒットの立役者である「氷結®無糖」シリーズのさらなる成長を通じ、無糖カテゴリーの確立をめざしていきたいとしている。
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