冷凍中華風総菜部門No.1 リニューアルしたイートアンドフーズの「大阪王将 羽根つき餃子」

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2022年秋・冬 新商品ヒットランキング

冷凍中華風総菜部門で1位を獲得したイートアンドフーズの「大阪王将 羽根つき餃子」。昨秋の製法のリニューアルに続き、今春は羽根とたれをリニューアル。さらに、プチ贅沢餃子「極み」シリーズ、大袋タイプの「羽根つきファミリー」シリーズなど商品バラエティも充実させ、さらなる新規顧客開拓を狙う。

継続的なリニューアルで、商品の改良を重ねる

 2014年の発売以来、堅調にシェアを伸長させてきたイートアンドフーズの「大阪王将 羽根つき餃子」。18年秋の“フタいらず”のリニューアルなど、おいしさと簡便性を追求して継続的なリニューアルを行ってきたが、22年秋は「ジューシー感」に着目。ジューシーさをアップさせる素材を具材に細かく分散して閉じ込めて、焼き上げた時にじゅわっと肉汁があふれる配合にリニューアル。商品パッケージにも「新ジューシー製法」と記載して訴求した。

イートアンドフーズ「大阪王将 羽根つき餃子」

 プロモーションとしては、店頭では週末のチラシで家飲みのお供として酒カテゴリー商品の隣に羽根つき餃子を掲載して、クロスMDの提案を強化。テレビCMは、刑事に扮した香里奈さんが大阪王将の餃子の魅力で犯人を説き伏せるという内容に一新した。

 商品リニューアルやこれらの取り組みの効果に加え、物価の上昇などを受けて冷凍食品の需要が増えたことも背景に、昨秋以降売上が堅調に推移。今回の特集での「冷凍中華風総菜部門」1位獲得となった。

 23年春は、羽根とたれのリニューアルに着目。羽根については、羽根の素のレシピを見直し、よりパリッとこんがり焼けるようリニューアルした。同商品の特長のひとつであるたれについても、食欲をそそる香りが出るよう、コクのあるごま油とふわっと香る香味油の2種類を追加した。

商品ラインアップ強化で、さらなる市場拡大に貢献

イートアンドフーズ商品本部商品企画開発部 部長 山本 邦彦氏(左) 執行役員営業本部 市販統括 野村 壮太氏(右)
商品本部商品企画開発部 部長 山本 邦彦氏(左)
執行役員営業本部 市販統括 野村 壮太氏(右)

 今春はさらに、プチ贅沢な餃子「極み」シリーズを新発売。一個30gとボリューム感たっぷりの「大阪王将 極みの大粒 肉餃子」は、牛肉と豚肉を旨みとコクが引き立つ黄金比率でブレンド。ギュッと詰まった肉感を味わうことができる。もちもちとした厚皮とじゅわっとあふれる肉汁を楽しめる「同 極みのもっちり厚皮 肉汁爆弾餃子」は、「ぷるもち水餃子」と「小籠包」の自社独自の技術を応用して、丸く包んで熱湯でゆで上げた。「極み」シリーズ2品には、4tの海水からわずか40kgしか取れないという五島列島近海の海水からつくられた「矢堅目の塩」を使用。それぞれ肉と野菜のおいしさが引き立つ味わいに仕上げた。

 また、36個入りの大袋タイプ「羽根つきファミリー」シリーズも追加したことで、新たな顧客獲得に向けて、日常使いからプチ贅沢まで幅広い利用シーンに対応できるラインアップとなった。

 プロモーションとしては、5~7月に大阪王将の商品を買うと、冷凍食品をもっと楽しめる家電や大阪王将のお皿が当たる消費者キャンペーンを実施するほか、7・9・11月には「大阪王将 羽根つき餃子」のテレビCMも予定している。

 来年の「大阪王将 羽根つき餃子」発売10周年に向けては、今後もユーザーがあっと驚くような商品の開発をめざすとともに、さらなる商品改良を続けていく考えだ。

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