23年10月1日号 世界の小売業大全&ランキング2023
消費者の意識変化も踏まえたサステナビリティ(持続可能性)に配慮した企業活動、DX(デジタル・トランスフォーメーション)を通じた効率化や買物体験の向上など、取り組むべき要素は枚挙にいとまがありません。スピーディな変化対応が迫られる今、世界の小売業はどのような経営戦略を推し進めているのでしょうか。 本特集では、消費者の価値観の多様化という文脈で日本と近似するとされる欧州市場、DXや新たな購買チャネルの進化といったダイナミックな動きを見せるアジア市場にフォーカス。売上高ランキングや注目企業、各市場のトレンドを徹底解説します。
編集後記
1年半ほど前からジーンズの「エイジング」に凝っています。
ジーンズを“育てる”とも言われるこの趣味は、「エイジング(加齢)」という言葉のとおり、ジーンズを日常的に履き込み、経年劣化や洗濯による生地の色落ちを楽しむというものです。「1本のジーンズをただ履き続けるだけでいいのだから、お金をかけずに楽しめるだろう」と軽い気持ちで始めたのですが、ジーンズ専用の洗剤、専用ハンガー、洗濯糊、ダメージが入り過ぎた部分の修繕……とハマっていくうちにいつの間にか出費がかさんでいます。この秋からは2本目の“育成”も計画しています。
人が何かに熱中すればそれだけ消費も活発になることを改めて認識させられました。
(小野)
今号「売場づくりと販促の強化書」青果部門(P66)で記事を執筆していただいた藤井俊雄さん。原稿のやりとりをする電話のなかで、その昔、わたしの居住地(大阪府)から徒歩数分の場所に住まれていたことが発覚し、ローカルな話題で盛り上がりました。
その後は、藤井さん曰く「他部門に比べて特殊である」青果の流通の仕組みのほか、各SMの青果売場の特徴など、青果売場の基礎について「今後の編集に役立つように」と教えていただき、大変勉強になりました。そんな藤井さんが執筆する青果の「相場変動による商品動向をとらえた適切な商品戦略の立て方!」、ぜひチェックしてみてください。
(植芝)