22年3月15日号 今、見るべき店2022
新型コロナウイルス感染拡大から約2年が経過し、消費者の生活が大きく変化していく中、本特集では、果敢に新しい店づくりを実践している、ビジネスの参考にしたい「今、見るべき」店を挙げ、解説します。全2部構成で、PART1では「STORE OF THE YEAR2022」の入賞店舗を掲載、PART2では、新しい価値創造に挑戦し、消費者の支持獲得に成功している店やスポットを紹介。話題の新フォーマットや、逆境に挑戦する百貨店・アパレル店、最先端のデジタル店舗など、新しい価値創造をめざすうえで、自店に生かせるヒントやアイデアが満載となっています。
編集後記
毎年恒例の「今、見るべき店」特集をお届けしました。コロナ禍でリアル店舗に求められることや役割が大きく変化するなか、今回取り上げた数々の店には、アフターコロナを見据えた店づくりのヒントが随所にあったかと思います。 ただ、新たに生まれる店があれば、同じ数だけ淘汰される店があるのも事実。私が住む街でも、ここ数カ月で店の顔触れはかなり変わりました。驚いたのは、某唐揚げ専門店が道路を挟んで向かい側にあったペットサロンの跡地に移転したこと。店は2倍くらいの大きさになりました。それにしても、急行も止まらない駅の周辺にこの店を含めて3つの唐揚げ専門チェーンがしのぎを削る状況。日本人の唐揚げ好きには驚かされます。
(雪元)
今年から、近所の精肉店や八百屋、鮮魚店で食材を買うようになりました。金額的には、スーパーマーケットで買うよりも高くなってしまうのですが、専門店での買い物の醍醐味はとにかく「気楽」なことにあります。 特に、専門店では普段あまり見かけない素材が売られていることも多く、「今日は新鮮な『牛レバー』が売っていたから、『レバニラ』をつくろう」と、献立のアイデアが思い浮かびやすいのです。品ぞろえがそんなに豊富でないことも、一人暮らしの人間にとっては「あらゆる選択肢の中から一つのモノを選ばないといけない」というストレスから解放されて、逆に心理的には
( 湯浅)