セブンイレブン

 小売業売上高ランキング第1位、2024年2月期に5兆円超を売上げた(5兆3452億円)セブン-イレブン。全店平均日販は70万円に届こうとしており、コロナ前の実績から4万円ほどの積み上げになる。

 中長期戦略として、「日常使い」の店舗への転換を図っており、スマホから注文した商品が最短20分で届く「7NOW」の拡大にも力を入れる。24年2月末時点で約1万2000店で導入済みで、25年2月期には、店舗でのオペレーションの改善や配送体制の強化に取り組み、全国店舗で展開していく計画だ。商品の品揃えに関しては、「セブンカフェ スムージー」といった健康志向に対応した商品や、「お店で揚げたカレーパン」などの店内調理商品「セブンカフェ ベーカリー」、地域ニーズを深掘りする商品の提供にも力を入れてきている。「セブンカフェ ベーカリー」の取り扱い店舗は、2025年3月までに約3000店舗に拡大する。

 また、グループのイトーヨーカ堂との協業により生鮮食品や冷凍食品の品揃えを強化した新コンセプト店「SIPストア」(千葉県松戸市)を、24年2月、既存店をリニューアルするかたちで出店している。

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