小売業のデータ経営が導く顧客体験の革新とは
～データ分析力の高度化で競争優位性を実現～

2023 年 6 月 28 日（水）14：00 ～ 16：40（オンライン開催）

オンラインセミナー

無料（事前登録制）

小売業、流通業、消費財メーカーの役員、経営企画部門、
マーケティング部門、デジタル部門、営業企画部門の管理職の方々

先着 300 名様
※協賛社の競合企業からのお申込みはお断りさせていただきます

【主催者挨拶】

株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア
流通マーケティング局　部長
デジタルマーケティング戦略室　室長
小平田 康寛

【講演①】

小売業のデータ経営を成功に導くGoogle Cloud

グーグル・クラウド・ジャパン合同会社
カスタマーエンジニア
唐澤 匠 氏

小売業界では、オンラインと実店舗でのシームレスな買い物体験を求める顧客の期待を背景に、変革が進んでいます。こうした顧客は、適切な商品を勧めてくれるツールや、必要なものを見つけるのに役立つツールを求めています。買い物体験全体がこれまで以上に迅速になり、パーソナライズされることを望んでいるのです。そうしたことから、多くの小売企業がクラウド技術を導入し、このようなニーズへの対応を図っています。
私たち Google Cloud はかねてより、世界中の小売企業とともにこうした課題の解決に取り組んでいます。Bed Bath and Beyond、Carrefour、Designer Brands、IKEA、Kohl’s、Loblaw、METRO、Ocado、Shopify、Target、The Home Depot、Ulta など、海外の有名ブランド企業をはじめとする多くの小売企業のみならず、イオンリテール株式会社、株式会社セブン−イレブン・ジャパン、コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社といった国内の企業も EC（e コマース）の運営、データ アナリティクス、機械学習、ワーク トランスフォーメーションといった分野で Google Cloud のテクノロジーを活用し、顧客対応の強化を進めています。
本セッションでは小売業のデータ経営を Google Cloud でどのように実現できるかを事例や最新のテクノロジーとともにご紹介いたします。

＜唐澤 匠 氏　プロフィール＞

IT 商社でデータ分析ソフトのセールス エンジニアを経て、Google に参画。Google Cloud チームのデータ分析スペシャリストとして、小売業・消費財系企業への技術支援を担当

【講演②】

4 レイヤーで考える「正しい顧客理解」
隠れた重要顧客の見つけ方

株式会社プレイド CX Planning Unit： マネージャー・グロースプランナー 藤井 陽平 氏

株式会社プレイド CX Planning Unit： グロースプランナー 大内 圭 氏

小売業界では、お客様の来店動機や販促施策の売上への関与などを正しく把握するために、顧客データの活用が大切だと言われています。一方で、「正しく顧客を理解するアプローチを実践できているかどうか不安である」「集めたデータをどのように活用していいかわからない」などの声も多く耳にします。本セッションでは、正しい顧客理解を実践するために着目すべきデータ活用のポイントや具体的なステップを、事例を交えながら解説します。

＜藤井 陽平 氏　プロフィール＞
学生時代にデザインリサーチの手法を学び、株式会社 博報堂に入社。ブランド戦略を担当したのちに、社内起業。取締役としてユーザーリサーチを起点にした商品開発、サービス開発、戦略設計をリード。現在は PLAID で CX プランナー集団 CX Planning Unit（CPU）のマネージャーとして、主にグロース領域を担当。

＜大内 圭 氏　プロフィール＞
1985 生まれ。日本IBM の IT エンジニア、新規事業コンサルタントを経て、DeNA と Mobility Technologies（現 株式会社GO）にて MaaS 事業のサービス運営とカスタマー サクセスの立ち上げやデータ活用体制の構築を推進。プレイドでは社内外のデータ分析や活用の支援、データ活用基盤サービスのプロダクト マネジメントなどに従事。

休憩

【講演③】

自店・競合店の顧客を可視化して実現する全国規模の小売 DX とは

株式会社unerry 代表取締役CEO 内山 英俊 氏

三菱食品株式会社 執行役員 マーケティング開発本部長 小山 裕士 氏

小売企業のこれまでの販促の中心は、折込チラシによる集客、最適な品揃えと店づくり、購買データ分析（ID-POS）にありました。しかし、生活者の行動や価値観が大きく変化し、情報接触頻度やテクノロジーも多様化する中、あらゆる顧客行動を捉え、一気通貫したコミュニケーションを行うことが重要となっています。

unerry は GPS およびビーコン技術によりスマートフォン アプリから取得する月間 400 億件超の人流データを網羅的、かつ安全にプラットフォームに収集し、AI 解析することで、小売企業の商圏・顧客分析、集客、及びメーカー販促を支援しています。三菱食品は小売 3000 社、メーカー 6500 社との取引を通じて得られる出荷・生活者データと、店頭づくりの提案力に強みがあります。

三菱食品と unerry は 2022 年 7 月に業務提携を行い、両社のビッグデータを掛け合わせ、生活者の嗜好や行動パターンに応じた独自の分類を行い、効果的なデジタル販促を行う事業を共同推進しています。

本セッションでは三菱食品と unerry が推進する全国規模の小売 DX と、流通構造の最適化に繋がる未来について、生活者ビッグデータ、技術、ビジネスの観点でご紹介いたします。

＜内山 英俊 氏　プロフィール＞
PricewaterhouseCoopers、A.T. カーニーにてハイテク・金融業界の新規事業立案や企業再生を担当。サイバードで公式モバイルコンテンツ部長を務めた後、2008 年に ANALOGTWELVE社を共同創業し、オムニチャネルの成功例創出に寄与。2015 年、株式会社unerry を創業してリアル行動データプラットフォームを構築し、リテール DX やスマートシティでの活用を推進。2022 年 7 月東証グロース市場上場。一般社団法人LBMA Japan 理事。

＜小山 裕士 氏　プロフィール＞
1990 年に三菱商事株式会社に入社以来、一貫して食品産業に従事、原材料取引、事業投資、中間流通、小売など、幅広い業務を経験。欧州駐在、三菱食品株式会社 経営企画オフィス室長、大手小売業取締役執行役員、三菱商事株式会社リテイルサポート部長などを経て、2020 年より現職。現在は、デジタルを活用した広告・販促領域に於ける卸ならではの新たな機能の確立・提供に取り組む。益財団法人流通経済研究所理事。

【講演④】

データ革命で小売業界とメーカーのマーケティングは変わる！最新事例を解説
購買データからわかる生活者の購買行動、小売とメーカーができる次なる戦略とは？
リテールデータとテクノロジーを使ったデジタルソリューションの最前線

＜奥平 拓時 氏　プロフィール＞
2005 年～国内大手メディアレップ、 株式会社サイバー・コミュニケーションズにて大手広告主向けのメディア プランニングを中心に、ブランドサイト制作や運用などに従事。
2009 年～株式会社マツモトキヨシ入社。ウェブ・モバイルを中心としたコミュニケーション領域と LINE を活用した O2O 販促や自社アプリ開発・運用などを担当しながら、オムニチャネル化を推進。
2016 年にオウンド環境とペイドメディアを連携させたブランド・マーケティング支援メニューを開発。小売企業のアプリ利用者の ID と POS を用いて、外部広告出稿のオフライン CV 計測環境を国内で初めて開発、運用した。
2018 年～ライオン株式会社では販促実施、検証の高度化などに従事しながら大手EC事業者の広告戦略、運用など担当。
2021 年～株式会社FEZ、リテールDX企画部部長として小売企業のDXに関する課題解決を推進しながら新規事業開発なども兼務。
2022 年購買データと移動履歴データを掛け合わせた新しい可視化×施策実行検証プロダクトの開発（Urumo Explorer）を開発。

＜小池 悠太 氏　プロフィール＞
2021年に株式会社フェズに新卒入社し、データアナリストとしてプロモーションのデータ分析・レポート設計に従事した後、プロダクト マネージャーとして小売業の本部商談用 DashBoard Urumo Shopper の企画・開発を担当。

＜小橋 義浩 氏　プロフィール＞
1967 年生まれ。ツルハホールディングス入社後、管理系に従事。グループ子会社の経営に参画後、経営戦略本部長に就任。その後、情報システム本部長を兼任し、グループの経営戦略及びITを統括的に管轄。