第55回スーパーマーケット・トレードショー2021開催レポート
三井食品:人気スイーツ店のミルクレープや輸入ビールで楽しむおうち時間を提案

三井食品のブースでは、新型コロナウイルスの影響で生活者のライフスタイルが大きく変化したことを受けて、『おうち時間』を楽しくする輸入商材やオリジナル商品を、朝食、昼食、夕食という時間帯別でセグメントし紹介した。
朝のシーンは「心が整う朝じかん」をテーマにオーガニックの野菜やスーパーフードを提案。昼のシーンでは「おうち時間を楽しもう!」をテーマにフィンランドの国民的菓子メーカー・ファッツェル社の「カールファッツェル」やピンクの箱が目印の「ゲイシャ」チョコレート、オリジナルブランド「ハートフル畑」の杏仁豆腐やフルーツみつ豆を紹介した。
また、東京・西麻布の「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」のミルクレープを忠実に再現し、スーパーマーケット向けに全国展開。ミルクレープは同店発祥の人気スイーツであり、一部店舗での取り扱いも始まっている。

夜のシーンは「食卓をより楽しく、より美味しく!」をテーマに、家族との団らんやオンライン飲み会での会話が弾むような見栄えも意識した商品を多数紹介。フレンチブルドッグのかわいいラベルが目を引くフランス産ワイン「フレンチドッグ」は、今回も多くの来場者の目を集めた。
さらに、力を入れている輸入ビールについては、「グラスでビールはもっと美味しくなる!」をキャッチコピーとしてベルギーの「シメイ」をはじめ、「リンデマンス」「バラデン」などスペシャリティビールの楽しみ方を紹介。専用グラスで楽しむクラフトビールの魅力と新しい生活様式でのお酒の楽しみ方を提案した。
レイテック:幅広い業態で導入進むプラグインショーケースを多数展示

レイテックのブースでは、ドイツ・LIEBHERR(リープヘル)社製のプラグインショーケースおよびオーストリア製「AHTプラグインショーケース」シリーズについて、実際の売場がイメージしやすいよう、それぞれのブランドでアイランド形成し、展示を行った。
リープヘル社のショーケースはシンプルな外観と堅牢な製品設計、環境にやさしいノンフロン冷媒、高品質ながら低コストである点も魅力となっている。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け内食需要が高まるなか、冷凍食品が大きく伸長しており、食品スーパーに限らずさまざまな業態で冷蔵・冷凍ケースの需要が高まっている。このリープヘル社製ケースは大型のものからリーチインタイプ、テーブルサイズまで幅広いラインアップを取り揃えており、食品スーパーだけでなく、業務用スーパーやドラッグストアなど多くの導入実績を持つ。今回の展示では大手飲食チェーンの持ち帰り用デリ部門で実際に使われているラッピング済の小型ショーケースが展示され、話題となった。

「AHTプラグインショーケース」は配管工事をせずにアイランド形成ができ、他社のオープン型ショーケースと比較し、約80%の消費電力を削減できる炭化水素由来のHC冷媒を用いたショーケース。中の棚の高さも自由に変えることができるため、ストック分もケース内に収められると好評だ。
視認性を高める曲面ガラスを採用した同シリーズでは、商品が取り出しやすい縦スライドガラスタイプの「SINGAPORE(シンガポール)」が非常に好調だという。また、横スライドガラスタイプの「PARIS(パリ)」は、商品の見栄えのよさから郊外店での導入が進んでいる。




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