第55回スーパーマーケット・トレードショー2021開催レポート
共同印刷:注目の配信型デジタルサイネージ一体型什器「Digital Gondola」を紹介

共同印刷は“売り場とPOPの課題を一気に解決!” をテーマに掲げたブースを展開。コロナ禍の影響により消費者の購買行動に変化が生じるなか、最適に売場を運用できる製品や、販促を支援するさまざまなソリューション提案を行った。
今回の展示の目玉は、販売什器とクラウド配信型デジタルサイネージを一体化した新製品「Digital Gondola(デジタルゴンドラ)」だ。
店舗では常時、複数の販促企画を実施しているが、一般的な紙製のP O Pや販促ツールは、組み立ての煩雑さやマンネリ化、ごみの問題を抱えている。また、デジタルサイネージは活用が難しいと考え、導入しない店舗も多く、コロナ禍以降は試食や実演販売ができず、商品のアピールができないといった悩みも同時に抱えている。

「デジタルゴンドラ」はデジタルサイネージと什器が一体化することで、サイネージに最も近い位置に商品を陳列することが可能となる製品。複数の画面は、全画面に一つの動画を流すことも、それぞれに別の動画を流すことも可能だ。動画コンテンツの作成も容易で、クラウドサーバーを通じて各店舗へ一斉配信することができる。ひな壇型の4画面タイプ、縦1画面タイプ、横1画面タイプというラインアップを持ち、導入店舗では大きな成果を挙げている。
ほかにも約5000人のモニターから提供される日々の食卓画像で食生活の実態を直観的に把握するマーケティングサービス「リア食®」や、女性1万人の意識調査結果についてペルソナを通して見える化したマーケティングプラットフォーム「ペルソナキューブ®」など、同社のサービスを豊富な実績とともに紹介した。
チェッカーサポート:小冊子「お客様に再びご来店いただく接客・コロナ禍での感じの良い接客」を無料配布

チェッカーサポートのブースでは、同社のメーン事業であるレジチェッカーの委託事業を中心に、中食・外食事業やフランチャイズ事業、新規事業である販売促進事業に関するパネル展示を行った。
また接客技術のノウハウが詰まった小冊子「お客様に再びご来店いただく接客・コロナ禍での感じの良い接客」を制作し、ブース内で無料配布した。
同冊子は、接客業に従事する上で目的を持つことの重要性や接客を行う前の心構え、基本的な接客方法など、指導者が理解すべき接客の基礎を分かりやすく解説した充実の内容となっている。
毎年恒例となっているレジ接客技術を競うコンテスト「C – 1グランプリ」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から今回は見送ることになったが、You Tubeの「CHECKE RSUPPORT CHANNEL」で好評を得ている「レジスキャンバトル」の体験コーナーをブースの表面に設置した。

この企画はチェッカーサポートの中でもとくにレジスキルの高いスタッフが持つスキャンの速度記録に挑むというもので、慣れないレジ業務を懸命にこなす来場者の姿がたびたび見られた。
チェッカーサポートでは「シャトレーゼ」「タックルベリー」などのフランチャイズ事業をはじめ、スーパーマーケット内の総菜テナントを運営する中食事業や外食事業を展開。新規事業となるセールスプロモーション事業では、各店舗へ巡回営業を行うラウンダーや説明型商品のセールススタッフの業務委託や派遣などワンストップで販売促進業務の代行を行う。さらに教育コンサルティング業務や店舗の感染予防対策員の委託・派遣業務も行っており、多くの来場者がブースに立ち寄っていた。




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