内食化で食パンは好調!雑穀系、プレミアム系が市場を底上げ
神戸屋 多加水製法でもちもち・しっとり感!食べ飽きない味わいの「匠水」が好調

小麦粉に極限まで水をたっぷり含ませた食パンの「匠水(たくみ)」が好調だ。神戸屋が長年培ってきた技術である「湯種製法」と「多加水製法」により、高級食パン専門店のようなしっとり感、もちもち感を実現した。ソフトで口どけがよいため、お子様からお年寄りまで年齢を問わず食べやすいのが特徴。クセがない味わいなので毎日食べても食べ飽きない。既存品に比べ価格は高めになるが、一度食べると継続する傾向にあるため、同社では店頭で積極的にアピールしている。
そのほか多加水生地を使用した商品を次々に発売しており、なかでも昨年大ヒット商品となったのが「しあわせ届ける」シリーズ。しっとりやわらかな口どけのよい生地とクリームの一体感が味わえる菓子パンで、クリームパン、チョコクリーム、練乳クリームパンなどをラインアップしている。
健康志向を背景に注目を集めているのがもち麦や全粒粉などを使った雑穀系食パン。雑穀系食パン市場は、2020年と13年を比較して2.5倍以上の伸びだ。同社が展開する「美味雑穀」シリーズも好調に推移。神戸屋の技術やノウハウを活用し、穀物本来のおいしさが味わえるシリーズとなっている。ラインアップは、米麹発酵種でほのかな甘みの「米粉入りもっちり食パン」、もち麦のぷちぷち食感が楽しめる「もち麦入りぷちっと食パン」、全粒粉・小麦ふすまを配合した「全粒粉入りブラン食パン」。雑穀食パンとはいえ、しっとりやわらかな口あたりに仕上げているので雑穀初心者でも食べやすいと好評だ。同社ではトライアルしやすいように3枚入のハーフパックを展開している。食物繊維などの栄養素を補える雑穀食パンを食事に取り入れていくことを訴求していく。
敷島製パン、Pasco「超熟」コミュニケーション強化 LINE友だち登録50万人を突破

2020年に創業100周年を迎えた敷島製パン。同社のPasco「超熟」は食パンカテゴリーのNo.1ブランドとして幅広い年代に支持されている。同社では100周年記念として国産小麦商品の発売やテレビCMによるプロモーションに注力。またLINE公式アカウントを開設し、21年2月現在、友だち登録数は50万人を突破している。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、食パンやロールパンといった食事パンが伸長するなか、「超熟」ブランドも好調に推移しており、とくに山型の食パンは前年比2ケタ増と大幅な伸びを見せている。
「超熟」ブランドの21年のマーケティング施策は、女優・杉咲花さんを起用したテレビCMを軸に、Web媒体やSNSの活用によるファンづくりに力を入れる。新CM放映に加えて、「シャープ ヘルシオ ホットクック」や「BRUNO crassy+スチーム&ベイクトースター」などが当たるキャンペーンを実施。また、友だち追加&アンケート回答で、リサとガスパールのPascoオリジナルLINEスタンプがもれなくもらえる企画も同時期に行っている。
今期の注力商品でもある「超熟フォカッチャ」は「朝フォカッチャ・夜フォカッチャ」をテーマに、デジタルサイネージを使った食べ方提案等を実施。敷島製パンではさまざまな切り口によるプロモーションを通じて、「超熟」のファンを醸成していく考えだ。
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