ローストビーフを大ヒットさせたフレッセイ、高付加価値を提案する2022年の商品政策は?
アクシアル リテイリング(新潟県/原和彦社長)傘下で、群馬県を中心に埼玉県・栃木県の3県で51店舗の食品スーパー(SM)を展開するフレッセイ(群馬県/植木威行社長)。同社は長年継続してきた「健康生活」「おいしさ」「簡単便利」という3つのテーマを軸に、2022年度以降も差別化商品の強化や主力商品のブラッシュアップに取り組んでいく考えだ。
3つのテーマを軸にMDを構成
フレッセイはこの10年近く、「健康生活」「おいしさ」「簡単便利」という3つのテーマを軸に商品政策(MD)に取り組んできた。売場ではこれらのテーマを具現化した商品をコーナー化するほか、コンセプトがわかるマークを掲げている。この方針を22年以降も継続し、売上を伸ばしていく考えだ。
農産部門・総菜部門では現在、顧客の「健康生活」を促進するため、「野菜を食べよう」のコンセプトで、季節の重点商品を使ったサラダや弁当などの商品化を通年で実施できるよう計画している。「たっぷり野菜が食べられる総菜といえばフレッセイ」とお客に想起させるような商品を育てていきたい考えだ。
2つめのテーマである「おいしさ」を実現するためには、総菜やベーカリーを中心に、主力のコロッケやポテトサラダ、唐揚げ、ピザといった定番商品の計画的なブラッシュアップを継続していく。味がお客に飽きられないように、年に1度のペースで商品のリニューアルを実施し、専門店並みのクオリティを追求していく方針だ。
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「簡単便利」では、ニーズが伸びている
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