今年も6月10日(水)から12日(金)までの3日間、「グローバルDIYサミット」がGHIN(グローバル・ホーム・インプルーブメント・ネットワーク)、EDRA(欧州DIY小売業協会)、fediyma(欧州製造業連盟)の共催にてオランダ アムステルダムのRAIアムステルダム・コンベンションセンターで開かれる。
「グローバルDIYサミット」は、世界50か国以上から1100人以上の主要DIY小売業とサプライヤーが一堂に会し、最新の業界トレンド、成功のケーススタディや共通課題を共有しながら各々のネットワークを広げるホームインプルーブ業界の世界最大イベント――。2013年の第1回開催以来、多くの業界関係者が集まる場として認知され、規模拡大を続けている。
さて、第8回目となる今年のメインテーマは、「-THE NEW NORMAL- ADAPTING TO A RAPIDLY CHANGING WORLD」(―新しい常態-急速に変化する時代に適応しよう)。
GAFAなどの巨大プラットフォーマーの台頭でこれまでの常識や常態が一変する中にあって、既存の企業はいかにして勝ち残るのかを議論模索し考える機会と場になる。
サブテーマとしては、
●パーソナリゼーション(PERSONALISATION)
パーソナル化 お客の購買体験を「個客化」するためのデータ活用
●マーケットプレイス(MARKETPLACES)
マーケットプレイスとデジタルエコシステム(デジタル経済圏)の隆盛
●オープンイノベーション(OPEN INNOVATION)
外部とコラボレーションする企業文化の創造
●レスポンシビリティ(RESPONSIBILITY)
責任の時代 CSR(企業の社会的責任)を超える責任
●リテイルトレンド(RETAIL TRENDS)
ホームインプルーブメント市場 2020年のトレンド
の5つが取り上げられる予定である。
2020年代(令和時代)は、日本のホームセンター業界にとって大転換時代になることは必至。従来型の手法が通用しない時代を迎えるといって過言ではない。「グローバルDIYサミット」では、その変化の方向性について見極め、対策を熟考する契機にしたい。
なお、日本からは、カインズ(埼玉県/高家正行社長)、コメリ(新潟県/捧雄一郎社長)、LIXILビバ(埼玉県/渡邉修社長)、DCMホールディングス(東京都/久田宗弘社長)、コーナン商事(大阪府/疋田直太郎社長)、ジョイフル本田(茨城県/細谷武俊社長)のホームセンター大手6社が参加の意向を示している。
問い合わせ先
グローバル・ホーム・インプルーブメント・ネットワーク (GHIN)
アジア事務所 代表 後藤章夫
a.goto@edra-ghin.org