コメリ
店舗数3000店舗をめざす
2022年3月期の業績は、営業収益3760億円(対前期比1.5%減)、営業利益278億円(同7.6%減)の減収減益となったが、過去最高を記録した前期に次ぐ業績を確保し、営業利益は20年3月期の約1.5倍となっている。
既存店売上高は同3.8%減。フォーマット別では、大商圏型店舗の「パワー」(同2.6%減)と小商圏型店舗「ハード&グリーン」(同4.4%減)は前期を下回った。一方、パワーの資材館をスピンアウトさせた専門業態「PRO」が同7.2%増と前期からさらに伸び、23年3月期上期も5.5%増と好調に推移している。PROの店舗数は22年9月末時点で10店舗。
コメリの出店エリアは沖縄県を除く46都道府県におよび、ホームセンター業界で唯一、実質的なナショナルチェーンとなっている。出店政策も積極的で、ドミナントと各業態の船団方式による出店で、店舗数1213店舗(22年9月末)のところを、中長期で3000店舗をめざすことを表明している。
コロナ禍でEC事業にも力を入れており、ネットと店舗との融合を進めている。全国の店舗網を活用したBOPIS(店舗受取サービス)の強化などの施策によって、EC売上は12%増と好調で、EC比率は4.9%に拡大している。また、PB商品の売上高構成比は業界トップの45.4%に拡大している。
代表取締役社長 : 捧 雄一郎
売上高 | 売上高 総利益率 | 売上高 営業利益率 | 売上高 販管費率 | 売上高 経常利益率 | 売上高 当期純利益率 |
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376,094百万円 | 31.4% | 7.3% | 27.6% | 7.5% | 4.7% |
決算期:2022年3月 / 連結