PPIH、7〜9月期の営業利益は30.7%減、GMS事業が大幅な減益
ドン・キホーテなどを傘下に持つパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が発表した2021年7〜9月期の連結業績は、売上高が前年同期比6.5%増の4454億円、営業利益は30.7%減の160億円だった。
米国の高級食品スーパー、ゲルソンズを連結化した効果などもあって売上高は伸びたが、緊急事態宣言の影響などを受けて既存店ベースでは減収となり、新規出店や業態転換の投資など販売管理費の増加を吸収できなかった。
既存店売上高はディスカウントストア事業が0.2%減、GMS(総合スーパー)事業が1.9%減だった。営業利益はディスカウント事業が4.5%減の153億円、GMS事業が89.9%減の3億円だった。テナント賃貸事業の営業利益も47.9%減の20億円に落ち込んだ。
22年6月期通期の業績予想に変更はなく、増収増益を見込んでいる。売上高は前期比9.4%増の1兆8700億円、営業利益は4.5%増の850億円、純利益は7.0%増の576億円を予想する。