週刊コンビニエンスストアニュース 高知県の生産者を支援するファミリーマートの商品開発

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ファミリーマートは1月31日から高知県産のゆずを使用した「ゆず蜜レアチーズアイスバー」(税込149円)を発売した。作付面積・生産量ともに日本一のゆず生産地・高知県の生産者を支援する取り組みの一環だ。高知県は日本一のゆず生産地であるにもかかわらず、安定した出荷と実ったゆずを余すことなく継続活用するための課題解決に苦心しているという。人手不足、後継者不足が深刻で、年々生産範囲を狭めている生産者も少なくない。ファミリーマートの生産地支援と持続可能な農業を支えるための視点を持った商品開発に注目したい(1月31日~2月6日のニュースをまとめました)。

ファミリーマートの外観3

セブン-イレブン ・ジャパン
イトーヨーカ堂の「EASE UP」シリーズ4品を発売

 セブン-イレブン・ジャパンは1月31日、イトーヨーカ堂で販売している冷凍食品「EASE UP」シリーズ4品を発売した。「EASE UP」は、本格的な食事を一人用サイズでレンジアップするだけで楽しめる冷凍食品で、おいしさに徹底的にこだわった商品だ。

  • 「カルビクッパ」
  • 「コムタンクッパ」
  • 「ミートドリア」
  • 「チーズリゾット」(いずれも税抜398円)

<栃木県>「とちぎ 未来創造 うまいものフェア」を開催

 1月31日からは栃木県内の店舗で、県産の優良な食材を使用した商品や、地域になじみのあるメニューをアレンジした商品5品を販売している。2008年に栃木県と締結した「地域活性化包括連携協定」締結15周年を記念しての発売で、商品売上の1%を「活力ある農林業実現プロジェクト」に寄付し、農産物の高付加価値化や豊かな森林資源の活用などに役立てる。

  • 「日向屋監修 栃木県産小麦麺の佐野ラーメン」(税抜460円)
  • 「栃木県産とちおとめのいちごサンド」(同430円)
  • 「麦とろ丼 栃木県産やまと芋・もち絹香使用」(同430円)
  • 「栃木県産ニラ使用 ニラそば飯おむすび」(同150円)
  • 「栃木県産とちおとめのちぎりパン」(同168円)

<北海道>「さっぽろ雪まつりフェア」を開催

 2月4日からはさっぽろ雪まつり実行委員会と連携し、「さっぽろ雪まつりフェア」を開催。弁当やパン、スイーツなど6品を発売する。

  • 「成吉思汗のたれ使用 ラムジンギスカンおむすび」(税抜160円)
  • 「れあちーず大福 余市産ブルーベリー使用」(同148円)
  • 「北海道産米粉を使ったミルクホイップパン」(同160円)
  • 「三國シェフ監修 ビーフシチューオムライス」(同650円)
  • 「三國シェフ監修 鶏モモ肉のコンフィ」(同330円)
  • 「三國シェフ監修 根菜ペペロンチーノ風サラダ」(同230円)

東京都の官民データ利活用に向けた取り組みに参加

 2月1日には、東京都が防災やまちづくりなどの分野で官民データ利活用に向けた取り組みを推進する「東京データプラットフォーム(TDPF)」に、参加することを発表した。店舗に設置するセブンカフェマシンの断水状況データを東京都に提供し、水道局が行う断水情報収集への活用可能性を探る実証を行う。期間は2月1日から28日まで。官民が連携し、TDPFを通して行政サービス向上をめざす取り組みに参加するのは初めて。

ファミリーマート
“エクアドル・スペシャル”を使用した6品

 ファミリーマートは1月31日から、エクアドル産のカカオ本来の華やかな香りが特長のオリジナルチョコレート「エクアドル・スペシャル」を使用した6品を発売する。「エクアドル・スペシャル」を使用した商品のシリーズ累計販売食数は3900万食を突破し、今回は人気の高い「バタービスケットサンド」シリーズの「バタービスケットサンド ショコラ」(税込268円)のほか、「ショコラピスタチオ」(同320円)や「ラムレーズンチョコケーキ」(同218円)などをラインアップした。

フードドライブ実施店舗が2000店突破

 2月1日、地域における食品ロス削減と食支援への貢献を目的に2021年4月から始めた「ファミマフードドライブ」の実施店舗が2000店(協力パートナー数314団体)を突破した。単一組織におけるフードドライブ実施拠点数は国内最大規模となった。

「ファミペイ」決済が「ドラッグセイムス」でも利用可能に

 2月1日からは、自社アプリ「ファミペイ」のファミペイ決済(電子マネー)が、富士薬品グループ(埼玉県)のドラッグストア「ドラッグセイムス」「ドラッグユタカ」「アメリカンドラッグ」「ドラッグストアスマイル」など約1370店舗で利用できるようになった。

「ファミペイ」に新サービスを追加

 2月2日から、スマホアプリ「ファミペイ」内のスマホ決済の新サービスとして、ジェーシービー(東京都)と「ファミペイバーチャルカード」のサービスを開始した。「ファミペイ」を介してJCBプリペイドカードを発行するもので、年会費・発行手数料は無料、事前審査も必要ない。クレジットカードを持っていない人・持ちたくない人にも「誰でも・ファミペイから・すぐに」発行。また、ネットのJCB加盟店でも使用できる。

ローソン
価格据え置き・重量47%増の商品を発売

 ローソンは2月6日から3週間、全国の店舗で価格据え置き・重量約47%増量したおにぎり、調理麺、ベーカリー、デザートなど計12品を、「盛りすぎ!チャレンジ」として発売する。これまで、PB商品の価格維持や一部店舗での100円均一商品売場の展開、付加価値商品の開発などを行ってきたが、「盛りすぎ!チャレンジ」では、値上げが続く2月に、通常商品を増量することで生活を支援していく。

<ナチュラルローソン>チョコレート関連商品の売上の一部を寄付

 2月7日から3月6日までの期間、バレンタインデーに合わせて展開する「世界の女の子をチョコで支援#サポチョコ」の取り組みに参画し、商品売上の一部を国際NGOプラン・インターナショナルに寄付する。寄付の対象となる商品は、バレンタインデー向け商品として発売するパンやデザート、菓子などのチョコレート関連商品40品。寄付金は、差別や偏見、暴力など、途上国の女の子が直面する問題の解決をめざす「ガールズ・プロジェクト」の活動に役立てられる。

処方薬と食品・日用品の当日配送サービスを開始

 2月1日から、調剤薬局を併設している「ローソン荏原町駅前店」(東京都品川区)で、処方薬と食品や日用品を当日中に届ける配送サービスを開始した。体調や時間などの制約で外出が困難な人に、薬と食品などを一緒に届けることで利便性を向上させることをめざした実証実験だ。送料は税込330円。

ミニストップ
クレジットカードのタッチ決済対応サービスを拡大

 ミニストップは1月26日から、非接触で決済できるサービス「タッチ決済」に対応するクレジットカードを拡大した。2022年4月からのVISAに加え、新たにMASTER、JCB、American Express、Diners Club、Discoverのカードが使えるようになった。

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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