週刊スーパーマーケットニュース ヤマザワ、「楽天市場」へ出店!  

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)

アルビス
3月期決算>増収、営業・経常減益も来期営業収益1000億円超で利益回復

 253月期決算(連結)は、営業収益が対前期比0.4%増の981億円、営業利益が同3.7%減の20億円、経常利益が同2.5%減の26億円、純利益は同5.0%増の16億円となり、増収も営業利益と経常利益は前期を下回った。

 24年度は、店舗運営の標準化による顧客満足度の向上をめざし、最新の商品政策(MD)を基調とした店舗改装を順次実行した。25年3月、中京エリア4店舗目となる「北方店」(岐阜県北方町)をオープンし、既存店では「呉羽東店」(富山県富山市)の全面改装、「婦中速星店」(富山県富山市)を建て替えオープン。そのほか3店舗についても改装を実施した。

 24年度は、建替えに伴う一時閉店や改装に伴う休業の影響があったものの、前期新店(1店舗)の通期化や既存店舗の伸長(同0.7%増)もあり、微増ながらも増収を達成。利益面では、高利益商品であるプライベートブランド(PB)商品などの販売拡大とプロセスセンターの原価改善により売上総利益率は0.51ポイント改善して30.47%となり、不動産賃貸収入を加えた営業総利益は5億円増の306億円となった。一方、賃金増など人的資本への積極的な投資や光熱費の高留まりの影響などによって販売費および一般管理費は6億円増となり、営業利益を前期に比べて7億円減らした。

 263月期の連結業績については、営業収益で同4.0%増の1020億円、営業利益で同9.4%増の22億円、経常利益で同8.0%増の28億円を見込み、増収増益を見込む。

ヤマナカ
3月期決算>減収・2ケタ減益も来期は大幅増益を予想

 253月期決算(連結)は、営業収益が対前期比1.8%減の845億円、営業利益が同27.2%減の5億円、経常利益が同24.4%減の7億円、純利益は同37.1%減の2億円となり、営業収益・利益とも前期を下回った。

 24年度は、生鮮強化型モデルを磨き上げ、収益拡大店舗に進化させるため、「枇杷島店」(愛知県清須市)、「高横須賀店」(愛知県東海市)、「新安城店」(愛知県安城市)、「フランテ ロゼ八事」(愛知県名古屋市)、「日比野店」(愛知県名古屋市)、「フランテ ロゼ白壁」(愛知県名古屋市)をリニューアルした。

 とくに「フランテロゼ白壁」については、食を通じて「潤いとおいしさを提供する店舗」をコンセプトに、商品や接客に徹底的にこだわった「フランテロゼ」ブランドの店舗として、魅力ある商品を揃え、移転リフレッシュオープンさせた。

 加工センターを活用した生鮮食品の販売強化にも努め、ヤマナカ・フランテならではの商品の開発・強化に取り組み、多数の商品を販売。また、子会社のプレミアムサポート(愛知県)と管理栄養士の資格をもった従業員が協力して監修する弁当の販売や子会社のサンデイリー(愛知県)で製造した自家炊飯米を使用した総菜を製造するなど、グループ各社との連携を強めて取り組みを進めた。

 263月期の連結業績については、営業収益で同3.0%増の870億円、営業利益で同87.9%増の11億円、経常利益で同64.3%増の12億円を計画し、大幅増益を見込む。

 

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記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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