キーワードは結集・集中・集約 全体最適化をめざすCGCグループの2022年度の戦略とは

松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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世界的な原価高騰が深刻化するなか、食品業界では製・配・販での協業の重要性がますます高まっている。全国の中小食品スーパー(SM)で構成される共同仕入れ機構のシジシージャパン(東京都/堀内要助社長:CGC)も、2022年度の方針の1つとしてグループの規模を活用した全体最適の推進を掲げている。本稿では、22120日に開催された「CGCグループ・アソシエイツ会 新春合同総会」で発表された同グループの22年度の戦略をまとめた。

グループ内会議の充実を図る

 CGCグループは22年度の活動計画として「変える、変わる CHANGE! 2022 『結集』『集中』『集約』」を発表した。パンデミックや自然災害、人口減少などさまざまな問題が起こるなかでも、加盟企業が「地域愛着スーパーマーケット」として存在し続けるため、CGCグループの協業活動を「結集」「集中」「集約」の3段階で進化させていく考えだ。

CGCグループは22年度の活動計画として「変える、変わる CHANGE! 2022 『結集』『集中』『集約』」を発表した
CGCグループは22年度の活動計画として「変える、変わる CHANGE! 2022 『結集』『集中』『集約』」を発表した

 「結集」ではグループ規模の堅持と会議の参加度向上に努める。従来の会議に加え、新規に開催する「全国販売部長会」、管理栄養士、プロセスセンター、総菜工場、スマホ決済などの共通課題の解決をめざす勉強会、機能集約のための共配会議、加盟企業帯同の海外出張の早期再開などに取り組んでいく。

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記事執筆者

松尾 友幸 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1992年1月、福岡県久留米市生まれ。翻訳会社勤務を経て、2019年4月、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。流通・小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属。主に食品スーパーや総合スーパー、ディスカウントストアなど食品小売業の記者・編集者として記事の執筆・編集に携わる。趣味は旅行で、コロナ前は国内外問わずさまざまな場所を訪れている。学生時代はイタリア・トリノに約1年間留学していた。最近は体重の増加が気になっているが、運動する気にはなかなかなれない。

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