「主要HC月次売上高」昨対割れ続く 一昨年対比では7月伸長8月減の逆転現象

2013/06/20 12:00
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 主な上場HC6社(DCMホールディングス、コメリ、コーナン商事、ケーヨー、島忠、アークランドサカモト)の単月ベースの既存店売上高対前期比を調べ、12年11月から13年4月までの半年間の推移を見てみた。

 

 一昨年の復興特需、猛暑節電需要の反動から、3月以降ほとんどの企業が前年割れを続けている状況は11月に一息ついたものの、その後12月から2月までマイナス傾向が続いた。天候に恵まれた3月は6社中3社がプラスとなったものの、4月は全社が大幅マイナスとなり、一進一退の状況が続く。

 

 客数と客単価に分けて見てみると、特徴的なのが島忠(埼玉県/山下視希夫社長)だ。既存店客数のマイナスが続く一方で、客単価は11月以降6カ月連続でプラスとなっているからだ。これは好調な家具部門がけん引役となっているためで、HC部門の不振により客数が厳しい状態が続いているとみることができそうだ。

 

 なお、13年5月は6月3日時点で発表済みのコメリ(同2.4%減)、アークランドサカモト(同10.3%減)といずれもマイナスとなった。

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