【エンチョー】13年3月期決算 需要反動により減収減益

2013/06/20 10:00
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 エンチョー(静岡県/遠藤健夫社長)の13年3月期決算は、売上高が455億2300万円(対前期比5%減)、営業利益が9億8200万円(同30.2%減)、経常利益6億9200万円(同37.6%減)。震災関連需要の反動が大きく、減収2ケタ減益となった。

 

 商品カテゴリー別に見ると、苦戦したのは防災・節電で、対前期比7億5000万円のマイナスとなった。プラスとなったのは花・花苗で同5000万円の増、また3年ほど前から取り扱いを始めた酒・飲料・食品も同2億5000万円の増となった。

 

 得意のDIY用品部門は、住設、塗料、電動工具等の品揃えの充実を図ったが震災関連商品の落ち込みを補えず対前期比3.6%減だったが、構成比は0.7pt増の52.1%となった。

 

 出店面では、同社の新たな成長戦略としてハードウエアショップの基盤構築に向け、昨年11月に「ハードストック焼津」をオープンしたほか、カーサ、スウェン部門でも静岡県外に3店舗出店するなど出店エリアを拡大した。

 

 14年3月期は、4月にジャンボエンチョー島田店をオープンしたほか、ハードストック浜松早出(仮称)を10月に、ペット専門店を12月にオープンするなど、成長戦略に向けた積極的な出店を行う。また既存店では、よりいっそう「ハードに特化した専門店」をめざし、今期5店舗の改装を予定。売上高477億円(同4.8%増)、営業利益11億1000万円(同13%増)の増収増益を計画している。

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