【コーナン商事】関東PRO2号店 売場の見せ方が進化

2013/04/17 12:00
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 コーナン商事(大阪府/疋田耕造社長)は2013年3月、神奈川県厚木市に「コーナン厚木下荻野店」と「コーナンPRO厚木下荻野店」をオープンさせた。ホームセンター(HC)とPROが同じ建物内にあるのは3店舗目で、両業態が同時オープンするのは初めてのこととなる。取り扱いは5万8000SKUでPRO業態標準パターン。

 

 直線距離で約2㎞東に建デポ厚木金田店があるが、PRO厚木下荻野店は職人が現場へ行き来する際に通る「職人街道」に面することから、リフォームなどを行うプロ顧客の獲得が期待できそうだ。

 

 同店は、売場の見せ方をさらに進化し、より買いやすい売場、そして粗利益を確保しやすい売場をつくっている点が特徴だ。

 

 地震で倒れないように什器同士を連結させている鉄骨に売場案内を配置したり、プライベートブランド(PB)のPRO-ACTを売り込むべく、通常の販促物よりも目立つようにオリジナルのPOPを作成し、売場に掲示。このほか、ブランド品の作業靴や電動工具などの高額品を光で照らして目立たせて売るなど、新しい売り方にチャレンジしている。

 

 知名度がない新規エリアだが、経費をなるべくかけずに効率的に集客することに知恵を絞る。折込チラシは行わず、近隣は足で稼いで手配りビラを配って回り、広域はDMを配布。知名度が高まるまでに1年はかかるとみており、じっくりとPRO業態の浸透を図っていく。

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