第74回【バイタミックスセンター】美、健康、スポーツなどをサポートするヘルシーフード講座を開催

2013/09/18 00:05
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 高齢社会で、健康な状態を維持できるように意識を向けたり、年齢を重ねても若々しくいたいと考えたりする人が多くなっていることもあり、手軽に野菜や果物をたっぷり摂ることができるスムージーやジュースの注目度が高まっている。ハリウッドセレブの間で、葉物野菜を使ったグリーンスムージーが流行っていることなども人気を後押ししているといわれている。

 

 そんな中、今年6月、東京・表参道にオープンした「バイタミックスセンター」は、米国生まれのブレンダー「バイタミックス」を使用したヘルシーフード講座(要予約・各講座の受講料3150円)をほぼ毎日のように開催しており、夫や子供といった家族の健康や、自分自身の美容に関心を寄せる幅広い年代の女性を中心に、受講者が増えているという。

 

 バイタミックスは、1分間に3万7000回転することで、野菜の皮や種、芯なども瞬時に粉砕することができる調理器具だ。スムージーづくりに活用している人が目立つが、そのほかにも、アーモンドを使ったナッツバターなどのペースト類や、水を加えて攪拌し温かくなめらかなスープなど多彩な料理をつくることが可能だ。

 

 日々の食事で、野菜や果物のビタミンやミネラル、酵素といった栄養を、余さず食べられるのが特徴で、1台7万9800円~と高額だが、毎月コンスタントに売れているという。

 

 講座では、美肌や日焼けケアなど季節ごとの美容の悩みに焦点を当てた「ビューティ」や、メタボリックシンドロームやロコモティブシンドローム(運動器症候群)などの改善をめざす「ヘルスケアー」、運動の効果をより高めることを目的とした「スポーツ」、バイタミックスを使いこなすことを目的にした「1stステップ」、月ごとの旬の果物や野菜に着目した「旬」など7つのテーマに添って構成している。

 

 同商品の輸入販売を手がけ、バイタミックスセンターを運営するアントレックス(東京都新宿区、艫居(ともい)隆三社長)が研修する公認インストラクターが講師を務め、アンチエイジングにはグレープフルーツとバナナ、ミニトマトのスムージー、骨粗鬆症予防には、小松菜とバナナ、豆乳を使ったスムージー、ダイエットにはにんじんのジェラートといったように、おすすめのレシピを案内。栄養価の説明をしながら、つくり方も説明する。

 

 受講者は、試飲もできるので、味や飲みやすさを体感することができる。「介護食づくりに役立てたいという声も少なくない」と、アントレックス レッドワークス事業部の宮貴子さん。

 

 同センターは、ヘルシーフード講座のほか、購入を検討している人は商品を試すことができ、メンテナンスの窓口としても機能するという。

 

 ドラッグストア(DgS)でも食品の取り扱いが広がっているが、自宅でできる手づくりのスムージーやジュースの提案は、顧客が求める情報を得られる店づくりや、買い上げ点数アップに役立ちそうだ。

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