第65回「インターネット通販」JDMA(日本通信販売協会)が調査。スマートフォン普及で利用拡大

2013/03/23 10:30
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 公益社団法人日本通信販売協会(佐々木迅会長)は、拡大するインターネット通販の利用者像の把握を目的に、インターネット通販利用者実態調査を実施。2012年第5回調査をまとめた。

 

 調査報告によると、2012年にインターネット通販を利用したユーザーの利用頻度は、「月に2~3回程度」が30.3%、「月に1回程度」を含めると59.6%で、週に1回未満のユーザーが約8割。

 

 一方、女性20代では利用頻度が増加し、利用金額も上昇した。インターネット通販利用者のうち、スマートフォン保有者は37.4%、そのうち最も保有率の高い層が女性20代で、66.0%にのぼることから、スマートフォン普及による影響が背景にあるものとみられている。調査では、スマートフォン購入後の通販利用の変化を聞いており、スマートフォンユーザーの14.8%がパソコンでのインターネット通販利用が増えたと回答していることから、時間や場所を問わずPCサイトも閲覧できるスマートフォンが、自宅などでのPCを介した通販利用を促進したものと推測される。

 

 携帯電話(スマートフォンを含む)のインターネット通販についても、スマートフォンユーザーの14.0%が「増えた」と回答しており、スマートフォン単体で完結する通販利用も増加している様子がうかがわれる。

 

 20代~30代前半の女性のスマートフォン通販利用者は、いずれも「スマートフォンでPCサイトを閲覧できる」ことを利用の理由としており、購入商品は衣料品・服飾関係から化粧品、子ども用品まで多岐にわたる。20代~30代前半の女性は、会社勤務や家事・育児などで自由時間が制約される年代でもあり、短時間で起動でき、場所や時間にとらわれないことで評価も高くなっていると報告している。

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