第50回【薬ヒグチ&ファミリーマート】FCで2年間実験新プラットフォームの確立めざす

2012/07/16 09:00
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 5月23日、東京都千代田区のオフィス街に、ファミリーマート(東京都豊島区・上田準二社長)と、ヒグチ産業(大阪府東大阪市・樋口信治社長)の新業態実験店舗「ファミリーマート+薬ヒグチ淡路町店」がオープンした。

 

 ヒグチ産業がファミリーマートとFC契約を締結し、運営する。実験店としては全10店舗を予定、2号店は関西での出店となる見込みだ。

 

 1号店では11人の登録販売者を配置、第2類・第3類のOTC医薬品約500種類を販売。登録販売者は24時間常駐し、深夜も2人以上で対応する。さらに、薬剤師を配置し、第1類医薬品を扱う店舗や、調剤薬局併設店も予定しているという。

 

 両社は今後2年間を実験期間とし、売場効率、売価政策、販売施策、薬剤師と登録販売者を入れた、ローコスト・オペレーションの4点について検証を行いながら、新しいFCパッケージのプラットフォームを構築していく。将来的には、高齢者をはじめとした顧客の日常生活を支援する「ライフソリューションストア」として、宅配や在宅調剤なども行っていく構想だ。ファミリーマートでは、このノウハウを同社のFCオーナー、他のDgS企業や個人経営の調剤薬局などにも広げ、3年後に100店舗、5年後には300店舗の展開を目標にしている。

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