ロレアルも「美白」表現取りやめ、人種差別問題の高まりで

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世界最大の化粧品会社、仏ロレアルの報道官は26日、スキンケア製品から「白」や「色白」「明るい」の文言を外すと述べた。(2020年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

[ロンドン 26日 ロイター] – 世界最大の化粧品会社、仏ロレアルの報道官は26日、スキンケア製品から「白」や「色白」「明るい」の文言を外すと述べた。ソーシャルメディアで批判の声が高まる中、英日用品のユニリーバも前日に同様の措置を取った。

ロレアルとユニリーバは、色白が好まれるアジアやアフリカ、カリブ海諸国の多くで使われているホワイトニングクリーム市場で大きなシェアを占めている。

特にユニリーバは「フェア&ラブリー(Fair&Lovely)」のブランド名が非難の的となった。米国で黒人男性ジョージ・フロイド氏が白人警官に首を圧迫されて死亡した事件をきっかけに5月から数週間に及ぶデモ活動が続き、世界的に人種差別問題が注目されている。

ロレアルはホワイトニング効果をうたうクリームなどを販売している。

米日用品・医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)はさらに一歩踏み込み、ニュートロジーナとクリーン&クリアのブランドの下、アジアと中東で展開するホワイトニングクリームの販売を中止すると述べた。

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