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イオン・ツルハHD・ウエルシアHD、資本業務提携に関する最終契約を締結

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 イオン(千葉県)、ツルハホールディングス(北海道)、ウエルシアホールディングス(東京都)は、2024年2月28日付で締結した資本業務提携契約において、検討・協議を進め、4月11日に最終契約を締結した。

 地方での過疎化が進行する中、ドラッグストアにおける生鮮食品や雑貨を含むワンストップ型の買い物需要の増加、さらには医療・介護・行政などの機能の提供が一層求められると想定されている。今回の資本業務提携により獲得する、圧倒的なスケールメリット、各社グループの店舗網、ノウハウ、調達網、物流システム、顧客データ基盤を最大限に活用することにより、こうした需要に対応する新たな業態の開発や出店が可能になると見込んでいる。

 また、イオングループとウエルシアグループが有する中国・ASEANにおける店舗網や人的資源、調達網などを活用することで、ツルハホールディングスおよびウエルシアホールディングスの事業展開が一層加速するとしている。

 今回の最終契約により、ウエルシアホールディングスはツルハホールディングスの完全子会社となり、両社あわせて売上高2兆円超、店舗数約5,500を有する日本最大のドラッグストア連合体が誕生する。

 また、イオンは自社が保有するツルハホールディングス株式の議決権割合が50.9%となるよう株式を取得し、ツルハホールディングスを連結子会社とするとともに、ツルハホールディングスはイオングループのヘルス&ウェルネス事業を担う中核子会社となる。

 資本業務提携の最終契約において、3社が合意した業務提携の主な内容は以下の通り。

【業務提携の内容】
(ⅰ)店舗開発、調剤併設化等に関する相互協力
(ⅱ)商品や電力の仕入れ・開発等の相互協力
(ⅲ)物流効率化の相互協力
(ⅳ)決済・ポイントシステム・デジタルマーケティング・保険等に関する提携
(v)プライベートブランド商品の共同開発や相互供給の推進
(ⅵ)DX・ECの推進等に関する相互協力
(ⅶ)経営ノウハウの交流
(ⅷ)フード&ドラッグ業態の研究と推進
(ⅸ)人材及び人事情報の交流

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