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スギHD、本決算は2ケタの増収・増益で好調維持

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スギホールディングスが展開するスギ薬局の看板
〔写真説明〕スギホールディングスが展開するスギ薬局の看板(時事通信社)

 スギホールディングス(愛知県)が4月10日に発表した2025年2月期決算(連結2024年3月1日~2025年2月28日)は、売上高が前期比17.9%増の8,780億円、営業利益が16.2%増の425億円、経常利益が10.4%増の419億円、純利益は16.9%増の256億円となり、前期に続き2ケタの増収・増益を達成した。

 総資産は1,045億円増の4,951億円、純資産は173億円増の2,507億円、自己資本比率は9.2ポイント下げて50.6%となった。

 調剤領域では、調剤室と調剤待合室の拡張改装を実施したほか、高度な専門性を必要とする処方箋の応需強化、2024年9月に子会社化した調剤薬局大手I&Hの事業拡大を進め、売上基盤の増強を実行。また、薬剤師の専門教育の充実や訪問調剤の展開拡大など、かかりつけ薬剤師・薬局の推進にも努めた。

 物販領域については、関東・中部・関西へのドミナント出店を推進し、スギ薬局アプリ会員の獲得と販促強化による新店の早期立ち上げに注力。既存店舗では、訪日外国人向けの品揃え拡充や外国語対応スタッフの充実によるインバウンド対応の強化、店舗改装による食品売場の拡張、アプリ活用による販促の適正化で売上増加を図った。

 I&Hの子会社化によって376店舗を取得。さらに130店舗の新規出店と38店舗の閉店を実施し、275店舗を改装。既存店舗の競争力強化とともに、連結会計年度末までに店舗数を2,186店舗まで拡大した。

 以上の施策が奏功し、連結会計年度の売上高は1,335億円増加し、売上総利益は462億円増加。販管費は402億円増加したが、営業利益を59億円増やした。

 2026年2月期の連結業績については、売上高で13.9%増の1兆円、営業利益で12.8%増の480億円、経常利益で17.9%増の495億円と、2ケタ増の売上高と利益を予想した。

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