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共同配送サービス、2月開始=業界横断、ヤマトHDと富士通

時事通信社
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共同配送サービスに関する記者会見で、撮影に応じるヤマトホールディングス(HD)の長尾裕社長(左)、富士通の時田隆仁社長(右)ら
〔写真説明〕共同配送サービスに関する記者会見で、撮影に応じるヤマトホールディングス(HD)の長尾裕社長(左)、富士通の時田隆仁社長(右)ら=27日午前、東京都千代田区(時事通信社)

 ヤマトホールディングス(HD)と富士通は27日、トラック運転手不足に対応し、業界横断で荷物の共同配送をマッチングするサービスを2月から開始すると発表した。出荷計画や荷物量などの情報に基づき最適な運行計画を構築した上で、異なる荷主の荷物を1台のトラックに積んだり、積載率を高めたりして輸送の効率化を目指す。

 実際のサービスは、ヤマトHD子会社の「サステナブル シェアード トランスポート(SST)」(東京)が提供。まずはヤマトグループの運送網を使い、宮城県から福岡県までの区間で1日16便を運行。今後、他の物流事業者の配送網も活用し、2026年3月末をめどに、鉄道や船を含めた80便程度に拡大したい考えだ。

 トラック運転手を巡っては、人手不足や高齢化、時間外労働への規制強化などによる輸送力の低下が懸念されている。東京都内で記者会見したヤマトHDの長尾裕社長は「まだまだ対策は進めなければならない」と強調した。  

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