ローソン、水素燃料の「燃料電池小型トラック」を福岡県の配送センターに導入

ローソン(東京都)は1月15日、福岡市内の配送センターに水素燃料を利用する燃料電池小型トラック(以下、FC小型トラック)を導入する。
この導入は、環境省および福岡県の「福岡県燃料電池トラック導入促進事業」の補助を受けたもので、九州エリアのコンビニチェーンでは初の試みとなる。
ローソンは2021年8月からFC小型トラックの導入を進めており、これまでに東京都大田区や福島県本宮市のチルド物流センター、東京都八王子市のドライ物流センターなどで4台を稼働させている。
今回、福岡県での導入に加え、福島県本宮市のチルド物流センターおよび東京都八王子市のフローズン物流センターにも各1台を新たに導入する予定で、全国で稼働するFC小型トラックの総数は7台となる。福岡県での導入では、年間約185トンのCO2排出削減が見込まれる。
同社は物流効率化にも取り組んでおり、2023年12月から2024年3月にかけてチルド・定温商品の配送回数を3回から2回に削減。さらに2024年11月には鹿児島県・宮崎県で他企業との共同配送を開始し、物流課題の解決と持続可能な店舗網の構築を目指している。
ローソンは今後もCO2排出量削減を積極的に進め、持続可能な物流・店舗運営の実現に取り組んでいく。
<「FC小型トラック」導入概要>
配送センター所在地:福岡県福岡市
導入日:1月15日(水)
店舗への商品配送開始日(予定):1月16日(木)
配送エリア・店舗数:飯塚市・宮若市などのローソン約18店舗
配送商品:おにぎり、デザート等のデイリー商品