野村不動産、ユニクロ事業の物流施設をフィリピンで展開、6月に着工

Pocket

野村不動産がフィリピンで建設するユニクロ事業の物流施設
(画像)野村不動産・ニュースリリースより

 野村不動産(東京都)は、フィリピンの大手デベロッパーFederal Land, Inc.(メトロマニラ マカティ市)と設立した合弁会社 Federal Land NRE Global Inc.(マカティ市、以下「FNG」)が、フィリピン カビテ州において推進している敷地面積約600haの郊外型大規模タウンシップ開発「カビテプロジェクト」において、日本国外で初の物流施設を展開することを決定したと7月18日に発表した。

  同物流施設は、フィリピン現地にてユニクロ事業を展開するFast Retailing Philippines, Inc.(マニラ首都圏 パサイ市)と施設開発における協定締結のもと、2024年6月に着工している。なお、この倉庫はユニクロ事業において東南アジアで最大の物流施設となる。

 物流施設を建設するフィリピン カビテ州は、フィリピンの中心機能が集積するメトロマニラに隣接し、フィリピン最大の人口を有する州で、既存高速道路(CAVITEX)に加え、2025年に延伸高速道路(CALAX)が開通する見込みもあり、交通利便性の向上が期待されている。

 同物流施設の特徴としては、以下の3点を挙げている。

●ワーカーの労働環境改善への取組み
 倉庫内の空調設備の導入、カフェテリアや休憩室、緑地帯の配置等、快適な労働環境を提供し、ワーカーの健康・安心安全を確保するための設計・取組みを複数導入し、働き方の支援を行う。

●環境負荷低減の取組み
 同物流施設では屋根を活用し太陽光発電による自家消費を行う予定で、全熱交換器の導入により空調効率を高め環境負荷低減に取り組む。

●BCP/生産性向上への取組み
 施設内では、指紋認証設備の導入により入退場管理作業効率の改善を行うと同時に、有事の際等の停電時には物流機能を継続するため、非常用発電機にて24時間分の電力を確保する等のBCPへの対応も行う。

<本物流施設概要>
所在地:Brgys. Pasong Camachile and Navarro, General Trias, Cavite
敷地面積:約 60,000 ㎡
延床面積:約 42,000 ㎡
着工/竣工:着工 2024 年 6 月 / 竣工 2026 年以降(予定)

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態