【ニューヨーク時事】米ファストフード大手マクドナルドが30日発表した2024年1~3月期決算は増収増益だった。消費者の外食控えや、中東で広がった不買運動の影響で、調整後の1株当たり利益は市場予想に届かなかった。
世界の既存店売上高は1.9%増(前年同期実績は12.6%増)で、アナリスト予想を下回った。米国は値上げや販売促進策を背景に2.5%増(同12.6%増)となった。
国際主要市場は2.7%増(同12.6%増)。英国とドイツが好調だったのに対し、フランスでは減少した。他の国際市場は0.2%減(同12.6%増)。日本と中南米は伸びたが、中東の戦争による影響が全体を押し下げた。
◇マクドナルド(MCD)決算の概要
24年1~3月 前年同期
売上高 6,169 5,898
純利益 1,929 1,802
1株利益 2.70 2.63
(注)売上高と純利益の単位は100万ドル、1株利益は調整後、ドル