米マック、イスラエル店舗直営に=中東不振、225カ所買収
【ニューヨーク時事】米ファストフード大手マクドナルドは4日、イスラエルで225店舗の同社フランチャイズチェーンを運営するアロニヤル社を買収すると発表した。マクドナルドは2023年10~12月期決算で、昨年10月以降のイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘を受けた販売への悪影響を指摘していた。
アロニヤルの最高経営責任者(CEO)兼オーナーとマクドナルドが同日、合意文書を交わした。買収額は明らかにされていない。アロニヤルは30年超にわたり、イスラエルでマクドナルドの店舗を運営してきた。
買収手続きは数カ月以内に完了する見通しで、従業員5000人超の雇用は維持される。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、アロニヤルは昨年10月の戦闘開始後、イスラエル兵士に食事を無償提供したため、中東でマクドナルドの不買運動が起きていたという。