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カサノバ会長が退任=「家族との時間優先」―マクドナルドHD

日本マクドナルドホールディングスのサラ・カサノバ会長
〔写真説明〕日本マクドナルドホールディングスのサラ・カサノバ会長(時事通信社)

 日本マクドナルドホールディングス(HD)は19日、サラ・カサノバ会長(58)が26日付で退任すると発表した。「カナダに帰り家族との時間を優先したいという申し出があった」(広報)としている。後任の会長は置かず、業務は日色保社長(58)が引き継ぐ。子会社日本マクドナルド(東京)の会長も退く。

 カサノバ氏は1991年にマクドナルドカナダに入社。2013年に低価格競争の激化などで業績が低迷していた日本マクドナルド社長に、14年には日本マクドナルドHDの社長に就任した。

 取引先の中国の工場が消費期限切れの鶏肉を使用していた問題が同年発覚。経営に打撃を受ける中、清潔な店づくりや単価が高いファミリー層へのアピールなどで立て直しを進め、21年から会長を務めていた。