日本マクドナルドは19日、立地に応じた価格の導入を拡大し、7月19日から東京、愛知、大阪、兵庫など1都2府5県の計184店舗で一部商品を値上げすると発表した。うち120店の「準都心店」では10~30円、64店の「都心店」は10~90円、単品やセットメニューの価格を引き上げる。
通常は450円の「ビッグマック」の場合、準都心店は470円、都心店は500円にする。330円の「マックフライポテト」(Mサイズ)は、それぞれ340円、370円になる。「ハンバーガー」などの価格は据え置く。 同社では、これまでも都心部や空港などの約40店舗を、都心店や「特殊立地点」として、価格を高く設定していた。新たに準都心店の区分を設け、賃料や人件費などの負担が大きいエリアでの価格転嫁を進める。
また、デリバリーについても、7月19日から全体の96%に当たる商品で、10円~110円値上げする。