〔決算〕壱番屋、２４年２月期は増収増益を予想＝客単価上昇で

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　壱番屋＝２０２４年２月期連結業績は増収増益を予想する。昨年の値上げで客単価が上がった影響により、国内既存店売上高は前期比６％増と好調に推移する見通し。そのほか、中国事業の業績が回復傾向にあることも盛り込んだ。

　昨年６月と１２月に価格改定があったが、客足は大幅に減少しなかった。記者会見した葛原守社長は「月によって差はあるが、客数はコロナ前と比較して平均８５％ぐらいまで回復してきた」と述べた。

　２３年２月期連結業績は増収・営業増益だった。売上高は前期比７．３％増で過去最高を更新。国内既存店ベースでは同６．４％増だった。一方、純利益は同１３．１％減。新型コロナウイルス拡大に伴う補助金収入の減少や、前期に投資有価証券の売却があった反動により減益となった。